JEFF BECK Japan Tour 1999
Guitars and Equipments

最終更新日 : 1999/06/05

なにぶん二階席、三階席から一生懸命双眼鏡で確認したものなので、 間違っている部分もあると思います。それに、もうしばらくすると雑誌で もっと細かくて正確な情報が載りそうですね。と言ってるそばから Player 誌の 7 月号、THE GUITAR SPECIAL は JEFF BECK ですね。とほほ。

というわけで、ご参考程度に。

◆ギター

白のストラト。ボディ、ピックガード、ピックアップ等全て白。 ローズウッド指板。アメリカンスタンダードストラト + シュパーゼルペグ、 ウィルキンソンのナット、という感じか。スペアのもう一本も多分同じ仕様。 紫色のアーニーボール社製ストラップ。

(おまけ)ランディのベースはムーンの四弦ジャズベース、ピックアップカバー付き。 色はメタリックブルー。ジェニファーは不明(Player 7 月号によると Washburn だ そうです)。

◆アンプ・エフェクタ等

エフェクタは RAT のディストーション、BOSS(?)のラインセレクタと フランジャー(? 赤紫色でつまみが四つ)。 アンプはマーシャル。ヘッドアンプが一つ、スピーカキャビネットが三つ並んでいる。
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こんな感じ。機種は JCM シリーズかな? よく見えない。四角い、ランプの点く 電源スイッチが左の方に付いている。

(おまけ)ジェニファーのアンプはピーヴィー。ランディは不明。

◆奏法

アームは、良くある、真ん中からぐきっと折れている感じではなく、その「折れ」 角度の少ない、比較的まっすぐなタイプ。これを、人差し指は伸ばし気味にアームの 上からかぶせ、それ以外の指で軽く握り込むような感じで構えて、 親指でピッキングする、というフォームが 6 割がた。 親指の位置は、フロントからリアまでめまぐるしく変わっており、 トーンに微妙なニュアンスを付け加えている。

また、ボトルネックを使うときは人差し指や中指でピッキングしているように見える。 ボトルネックは金属製。中指に装着。指でつまんでネックの上側から使う、というのも しばしば見られる。

クリケット・ビブラート(という名称が正しいのかどうか分かりませんが、トレモロ ユニットをハジくようにして振動を与えて音をびびらせるテクニック)は、上記 基本フォームのまま親指でピッキングして、中指でアームを引っ張り上げるようにして ハジきます。結構多用している。

とにかくすごい右手である。この人の「指がトーンを作る」という言葉、 これだけのパフォーマンスを見せられると有無を言わさぬ説得力です。

◆ステージ配置

|                 Steve                |
|   B.A   G.A                 G.A      |
|          (F)                         |
|            (R) (L)                   |
|                                      |
|    Randy                   Jenifer   |
|                                      |
|                 Jeff                 |
|                                      |
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こんな感じ。(L), (R), (F) はそれぞれ Line Selector, RAT, Flanger。 ワイヤレスは使っていない(つまり Wired (笑))。ギター→Line Selector →RAT→Flanger→Marshall という接続。

ドラム台の両脇に、ドラム台より一段低いアンプ台(?)があって、その上に アンプが設置されている。ベックのギターアンプはちょっと内振り、ちょうど ベックの立ち位置に向ける感じで角度を付けて置かれている。

ステージ後方にはスクリーンがあって、まっすぐな道路がはるか彼方へ続いている 感じの絵(といっても

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これだけなのだが) が映し出されていて、時々色が変わったりするんだけど、 ショボい。ファンとしてはこんなショボいモノを見ているのは忍びないので、 どうしても先生のプレイに目をやることになるわけで…あっ。そうか、自分に 注目を集めるための策略だったのか。さすがは先生。


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