Escape / Journey

ハマった頃の熱狂度★★★
今聴いてもかっちょいいか度★★

  1. Don't Stop Believin' (Cain/Perry/Schon)
  2. Stone in Love (Cain/Perry/Schon)
  3. Who's Crying Now (Cain/Perry)
  4. Keep on Runnin' (Cain/Perry/Schon)
  5. Still They Ride (Cain/Perry/Schon)
  6. Escape (Cain/Perry/Schon)
  7. Lay It Down (Cain/Perry/Schon)
  8. Dead or Alive (Cain/Perry/Schon)
  9. Mother, Father (Cain/Perry/Schon/Schon)
  10. Open Arms (Cain/Perry)

高校の同級生、A君はラグビー部でした。背こそそんなに高くはなかったけれど、 がっちりした身体はいかにもという感じ。性格は穏やかでしたがハードロックが 好きで AC/DC の大ファンであり、年賀状にデカデカと「Led Zeppelin」のロゴ、 右下に小さな字で「最高だと思います」という主張。今思うと面白い人でした。

その彼が口癖のように口ずさんでいたのが Journey の「お気に召すまま」でした。 Anyway you want it ... というキャッチーなサビを、私は彼の鼻歌で覚えたのです。 後年本物を聞いて、コーラス付きの厚いサウンドにちょっと驚いたものです。

なので Journey のアルバムで一番聞いたのは Departure…ではなくて、 ご多分に漏れず Escape です。

このアルバムの曲は高校時代に良くバンドでコピーしました。 Don't Stop Believin' のリズムパターンを自分なりにコピーして、 どうしてもハイハットを左手で叩かないと再現できなくて、 来日公演を見に行ったら Steve がやっぱり左手ハットで叩いていて なんだか嬉しかったのを良く覚えています。

Who's Crying Now も Still They Ride も Mother, Father も Open Arms も あの頃を思い出さずして聞けません。Still... で聞ける Neal のギターソロに 熱狂したこと。Mother... は初めてロックバンドというものに参加して いきなりコピーした曲の一つでした。 Open Arms はマライア・キャリーがカバーしたバージョンが記憶に新しいですが、 やはりオリジナルは良い。変に歌いまわしにクセを付けず、ストレートに 歌うヴォーカルに好感が持てます。

良いアルバムです。今でもタイトル曲 Escape とか、バンドで演ってみたいと 思うことがあります。

このアルバムが出る前に Captured というライブアルバムが出ているのですが、 それも好きだったな。そして Captured に収録されている「お気に召すまま」を 聞くたびに、A 君を思い出すのです。


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