まともにオーディオやってますという人はこういう物を選ばないであろう、 私の愛機達であります。実際、このくらいの価格帯の製品を持って 「オーディオ初心者です」という人って多いんじゃないかと思うんですが、 オーディオ売り場に行って、別室リスニングルームでじっくり試聴させてもらえる 製品群かというとそうでもない、という感じですね。 |
Pre-Main Amp | SANSUI AU-α607MR |
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Speaker | ONKYO D-77FRX |
CD Player | SONY CDP-XA30ES |
MD Recorder | DENON DMD-1000-K |
Cassette Deck | VICTOR TD-W313 mk2 |
Analog Player | SANSUI XR-Q7 |
Analog Cartridge | Shure M97xE |
Tuner | VICTOR T-X55 |
Speaker Cable | Monster Cable HIGH GRADE NMC |
CD-AMP Cable | audio-technica ART Link AT6A56 |
Headphone | SENNHEISER HD 475 |
Pre-Main Amp | DENON PMA-390III |
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Speaker | BOSE 101MM |
CD Player | SONY CDP-X333ES |
この時はすっかりオーディオから足を洗った状態で、まぁ音が出れば良いという 気持ちでオーディオ屋へ行き、同じサンスイの 507 か何かにしようかとも 思っていました。が、何かが心の奥底から呼び覚まされたと申しましょうか、 魔が差したともいいますか、「一応まぢめにオーディオやってます」の最低ラインで あろうこの価格帯から結局購入。今となっては良かったと思う。 試聴の際比較したのは同価格帯の DENON PMA-2000 とか ONKYKO の A-927 辺り。 一番ぴんと来たヤツを選んだんだけれど、知らず知らずのうちにサンスイの音に 馴れていたのかもしれません。
707 をまともなスピーカでまともに鳴らしていなかったこともあるのでしょうが、 比較的するとこちらの方が現代的というか、切れ味の良い印象があります。
どーでもいーんだけど購入直後に次機種のα607NRAが出たんだよな。いやほんとに どーでもいーんだけど。全然気にしてないんだけど。負け惜しみじゃなく、デザインは こっちの方が好き(ってデザイン以外、つまり音は聞いてないんでわからない)。
中学生の頃、30cm 超のウーファーに憧れていました。 その憧れを懐かしく思い出しながらいろいろ調べてみると、 昔は主流だった(と思う) 30cm とか 25cm ウーファーの 3 WAY が、 今はほとんどないのですね。 狙った価格帯でイメージに近かったのがダイヤトーンの DS-800ZX と本機。 その他、B&W の CDM1SE などハヤリの小型スピーカも聴いてみたけれど、 幼少時に埋め込まれた意識のバイアスは殊のほか強かった。 何日かかけて何件かお店を回り、あれやこれやと試聴した結果これに。
中低域のふくよかさが魅力だと思います。一ヶ月ほど経った後で、音の重心が すとんと落ちた気がします。
で、フローリングの床ともあいまって(?)ちょっとふくよか過ぎる感じも あったのですが、スピーカ台(専用台 AS-77FRX)に付属していた、 スピーカとスピーカ台の間に挟むコルクシートをセットしたところ、 ぐっとすっきりした低音になりました。これまた付属していた、スピーカ台の 底面に打ち込むリベット、あれでまた随分音変るんだろうなぁ。でも床傷つくから ヤダ。
左右 1 m 強ほど離して若干内振りにセッティングしてありますが、この辺はまだ 試行錯誤中といったところ。定位や解像度も多少良くなってきました。
それにつけてもスタビライザーは面倒だと思う… この機種、トレイに CD を載せたあと、丸い文鎮みたいな物を CD の上に載せてから でないと、トレイを閉めて演奏を始めることが出来ないのであります。 まぁその辺が、往年のアナログディスクをちょっと思い出させたりもして 楽しくもあるんだけど。
ところで、色は金色です。今、オーディオってこの手の金色が多いと思うんですが、
1982 |
中学、高校の頃は結構黒というのも流行っていた。 とゆーわけでこの頃買ったコンポは黒が多い。サンスイの 707 も黒だった。 |
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1991 | それにあわせて、就職したころに買ったソニーの CD プレイヤーも黒にした。 |
1997 |
サンスイ 707 の代替 607 を、上述の CD プレイヤーにあわせて黒にした。 同時に買った DENON の MD、DMD-1000 も黒にした。 ちなみに 607 や DMD-1000 を購入した時期、とっくに黒の流行は終わっている。 |
1999 |
今回買った CD プレイヤーは、ラインナップに黒がなかった。とほほ。 でも、そもそも昔からあるチューナーは銀色。 |
というわけで見た目の統一感がまったくなくなってます。いいんです。コンポは 音です。見た目なんて気にしません。気にしないったら。
MD の音質に関してはいろいろ議論もありますが、 私はまず便利さに感激したものでした。 最初に買ったのが KENWOOD の (中身は SHARP) ポータブル録音再生タイプ。 バンドのレパートリーを MD に放り込んでおいたり、あるいはリハーサルを 録音しておいて、電車の中等で聞く際に目当ての曲をひょいひょいと探し出せる快感に 私は一発で虜。録音に関しては TOC の書き込みであるとか、多少不便な面もあるとは 思いますが。
で、自宅でポータブルをちまちま使って録音/編集もちと面倒だということもあり 入手してしまったのでした。
なんでコレを買ったのだ。ヲレよ。とほほ。
カセットデッキって、機械によって多少テープ走行速度が違ったりしますよね。 すると、音程が元とは若干変わってしまう。 例えばギターをコピーする時にその辺が調整出来るといいかなと思ったんですが、 自分の中でカセットの時代はとっくに終わっていたのでした。
格安でお譲りします…って誰もいらないよねぇ。
まだ、動いてます。完全マニュアルプレイヤーとして。透明なスイッチノブも 現代的でおしゃれ。お願いだからこれ以上壊れないでおくれ。
ターンテーブルの下で、ターンテーブルと同質量の錘を、ターンテーブルと逆側に 回転させることで振動を押さえる(んだっけな?)サイレント・シンクロータというのが このプレイヤーの売りでした。本当に効果があるのかどうかさっぱり分かりませんが、 当時の私はこのメカニズムにシビれたモノでした。
(03/05/29 追記)最近カートリッジを一つ新調して、使用頻度がアップしました。 アナログ、捨てたもんじゃないです。この、サイレント・シンクロータに関して、 サイレント・シンクロータの開発に関わっていらっしゃった方から コメントを頂きました。
「XR-Q7に採用されているサイレント・シンクロータは、 モータ軸上のキャビネットの内部にΦ70mm程度の小型ロータ (DDモータとほとんど同じ構造です)を、 ターンテーブル制御用の信号の交流分を増幅して逆位相で駆動しています。 従いまして、ロータは回転するのではなく、振動することになります。 ターンテーブル駆動モータのトルクむらを逆位相のトルクでキャンセルしますので、 キャビネットの振動を低減できる訳です」
というわけで、ロータは回転ではなく振動する、ということでした。 ご指摘、本当にありがとうございます。
ちなみに、頂いたメールには続きがありまして、
デモ用のプロト機は、 記述されている様にターンテーブルと同じ慣性モーメントをロータを、 逆方向に回転させて居りました。SUS製のフローティング構造で、 ターンテーブルもSUS、重量が100Kg位で AU-907並みの電源部が外付けでした。 これを持って評論家廻りをするときは、本当に泣けました。
直接担当なさっていた方ならではの生々しい状況描写が楽しい (いえ、本当に大変だったのでしょうけれど)ですね。
Shure といえば V15 シリーズと M44 シリーズが有名で、 V15 はオーディオ雑誌にも時々登場する高音質モデル、 M44 は最近はDJ のスクラッチ御用達のタフなモデルです。 この M97xE は V15 のワンランク下のモデル。 値段は V15 の約半額で、定価 22,000 円買い値 9,800 円也。 見た目が V15 っぽい(といってもスタビライザが付いてるところが似てるだけ なんだけれど)なのが嬉しい。 一旦廃版になって、最近リニューアルデビューらしい。好きモノは細々と 生き長らえているということでしょうか。
それまで持っていたカートリッジは全て MC 型だったのですが、 MC より MM の方がよりアナログチックな音が出そうだとか、 MM といえば Shure だろとか、反論の山ほどありそうな一途な思い込みで 機種を決定。まぁカートリッジって試聴出来ないのでどうしても博打なのだ。
それにしても、最初は焦ったなぁ。カートリッジにもエージングがあるということを まざまざと体験してしまった。定位は定まらない、元気はない、レンジは狭い… LP 時代のソースはやっぱ LP だろ、とか夢見ていたのに全然駄目。 あぁ、一万円ってーと CD 4 〜 5 枚かーと思わず換算しちゃいました。 その後何枚もかけつつ微調整しつつで、やっと良い感じになってきたんですけれどね。
シェルに取り付けてみたらネジの長さが合わなくて、ちょっと細工してなんとか 付けたら今度は重量がトーンアームの調整可能範囲を越えちゃって、しょうがないから シェルを買ってきて、とか、予想通りに(?)面倒掛けてくれましたが、をっ、 良くなってきたな、という時の嬉しさもひとしおですね。
という感じだと思うんですが、レコードは高いのであまり買えないし、友達同士で ダビングしあうといっても手持ちの数はタカが知れているし、 貸しレコードも安いとはいえ料金はかかるわけで、 最有力はやはりエアチェックだったと思います。
FM 雑誌を買い込み、なんとなく題名知ってる曲を番組表から探して、わくわくしながら 時間を待ち、「それではお聞き下さい、クリストファー・クロスのセイリングです」 とアナウンサーが喋り終えた瞬間、今だっ! と録音をスタートしたところ 「どうぞ」というアナウンサーの声が入っちゃって涙を流すとか、私はそういう ヤツだったんですけど…え、皆さんは違うんですか?
音、違うのかなぁ。いや、換えた時、確かに力強さが出た気はしたんですが、 この頃スピーカのセッティングそのものもいろいろ試行錯誤してまして、 いったい何が効いたんだか。いえ、気に入ってますよ。透明で太いルックスとか。
思うんですが、ケーブルに気を使うのは、ある程度セッティングが煮詰まってからで 良いんぢゃないですかね。ケーブルよりもセッティングの方が影響力強いもん。
で私は小心者なので、このケーブルを買うだけでかなり迷いました。 「こっちの 800 円のヤツとホントに違うのかな」 「でもある程度お金を出して今と全然違わないのも悲しい」
逡巡しました。苦悩しました。呻吟しました。
値段やスペック(なんてよく判らないけど)を詳細に検討した後、最終的に ワタシがこのケーブルを買ったポイントは、「向きがある」ことです。 ってきっぱり書くと、とほほな感じがくっきりと強調されますが。そうなんです、 向きが在るんですよっ。 こっち側を信号の上流側(つまり CD 側)、反対側を下流 (つまり AMP 側)につなげ、という指示がある。シビれました。ってこういう バカなトコロにシビれるバカがいるからメーカもやめられないんでしょうねぇ。
大喜びで帰ってさっそく接続しようと思ったら長さが足りずに、 アンプや CD プレイヤーのセッティングからやり直さなければいけなかったという オマケ付。
ちなみに音ですが、レンジは広がりました。特に下方向が出た気がする。 この「気」が大事です。「病は気から」と言うではありませんか(ん?)。
本機購入以前には二つのヘッドフォンを所有していました。一つはオープン・エア。 もう一つは密閉式。メーカは二つともオーディオ・テクニカ。
オープンのテクニカは 10 年以上に渡りずっと愛用してきました。軽い装着感や、 まぁ自然な音に特に不満はなく、深夜のリスニングやはたまた自宅録音の際の モニタ等活躍してきました。
が、とあるレコーディング・セッション(ってただのデモテープ録りですけど)で これを使ってドンカマ鳴らしてドラムを叩いたら、ヘッドフォンから漏れた ドンカマの音がドラム録り用マイクから録音されてしまったというかっちょ悪い 経験をいたしまして、密閉式の購入を決意。
で、まぁ今使ってるのもテクニカだし、似たような傾向の音なんだろう…と 試聴もせずにホイッと買ったんですが、これが大ハズレ。 って思わず字がデカくなっちゃってますが。 ヘンに低音が強調されたりして音色もおかしくなっているし、 全体としては情報量の少ないスカスカな音でどうしようもない。 ヘッドフォンって一つ一つ違うんだ、という厳然たるアタリマエな事実を 泣きながら心に刻み込みました。
しばらくは、やむを得ない場合は泣きながら密閉、その他の時はオープンエア、という 使い分けで来ましたが、オープンエアがついに破損。耳に当てるスピーカ部(?)と ヘッドバンドのジョイントが折れまして、接着剤による補修も試みましたが 力のかかる部分らしくやはり折れる。というわけでヘッドフォン購入に 踏み切りました。いや最近オーディオづいてるからハズミでというワケぢゃないすよ 決してホントに絶対まぢで。
というわけでヨドバシカメラにスキップで向かう私。 なかなかの品数です。録音や電車の中で使うつもりはない(つまり 音漏れに関してはあまり気にしない)のでオープンエア型をターゲットに、 かたっぱしから掛け心地と音をチェックします。
で、思ったんですが、安目(そうだなぁ、6 〜 7 千円以下ぐらいかな?)のもので、 満足な音の製品は少ない。上述の「スカスカ」感と、不自然なデフォルメがあります。 疲れる音。 もちろん例外もあって、例えば某オーディオ系 WEB 掲示板で 「だまされたと思って試してみて下さい」と紹介されていた KOSS の Porta Pro I は、お値段 8 千円程にも関わらずなかなか良い音でした… が、やはりあの安っぽいルックスはちょっと…
結局、値段と掛け心地とルックスと音の 4 バランスが良いと思った コレを買いました。ちなみに結構ルックス重視です(ん?)。
家に帰って、元々所有していた二つのテクニカと比べてみました。密閉式の方は 最初の数秒ではいさよならという感じでしたが、愛用していたオープンエアの方も デフォルメ感こそ少ないけれど、かなりスカスカだということがわかりました。 嬉しいような、悲しいような。
某バンドでご一緒した某氏。某電卓/時計/楽器メーカ (ばれる?)勤務で、楽器関係の仕事をしているのですが、彼に相談したところ、 そーゆーのは使わないなー、ふつーのオーディオアンプとか使うぞ、とのお言葉。
購入したのは相談したよりずっとあとの 98 年。なんとなく DENON に 「輪郭の太い音」、という印象を持っていたのですが、電子楽器を鳴らすには いいかなー、まー雑誌での評判も良いし、という感じでかなーり気楽に購入。
楽器以外に CD 鳴らしたりもします。微妙なフンイキとか出ませんけど、 それはスピーカのせいかな。きっと。
昔、707 Extra (アンプ) や XR-Q7 (アナログプレイヤー) と一緒に使っていた スピーカは Victor の Zero-3 Fine という機種でした。 それなりに気に入っていて不満はなかったのですが、やはり劣化はしてきます。 そこへ持って来て、さらにエレドラやベースを鳴らしたりして無茶したこともあり ビリビリとノイズが出るようになり昇天。
その頃は狭いアパート住まいで、大きいスピーカは買えない、でも次に買うのは それなりのサイズのが欲しいし…とか思っているところに「譲ります」の話。 M 君、ほんとに感謝してます。
で譲ってもらった後もやっていることは相変わらずで、エレドラなど突っ込んで イジめていたワケですが、コイツ(BOSE 101MM)は強いです。 電子楽器も普通の音楽ソースも、なんていうヘンな状況にぴったりなんじゃないかな。
やはりサイズなりの音という面もありますが、逆にあのサイズでこの音、特に低音、 がんばってると思います。オーケストラはつらいけれど、 少ない楽器編成の音楽とか、気持ち良く鳴ります。
読み取り不能状態となって新機種 CDP-XA30ES を買ったわけですが、やはり 音は違う。残念ながら引退の時期だったのかもしれません。しかしその後、 隠居してぽつんと楽器部屋に置かれたこの子を見ていると何か不憫。
ソニーのサービスセンタに問い合わせたところ、にこやかに対応して頂けた。曰く、
とのこと。私は逡巡しました。苦悩しました。呻吟しました。 友人曰く、修理代で光 OUT 付の Diskman 買えるぞ。むー確かにその通りであるな。 しかし修理可能ならば修理してやるのが男の優しさではないのか。 しかししかしもう一万だすと同程度のプレイヤーが買えちゃったりするほど デジタルは進歩しているかもしれん。 実際新機種との差はかなりはっきりとあるわけだし。
結局修理に出しました。箱はとっくの昔に(というか買ってすぐ)捨てたので、 緩衝材で本体を包み、それに紐をかけて電車に乗って持っていくことにしました。 長年愛用したのだ。友よ。今まで美しい音を聞かせてくれたその恩を 今こそ返そうではないか。美しい友情よ。
家を出て 5 分歩いたところで後悔しました。その場で捨てようかと思いました。 なんかヤケに重いのだ。 この百貫デブの役立たずのポンコツのお前のかーちゃん出べそめ。 と、美しい友情はどこへやら、ぶーぶー言いながらも なんとかサービスセンターへ持ち込み完了。センターのカウンターで 梱包を解いた時、やっぱり可愛く思えたりしたのでした。
でも筋肉痛。
(後日談) 10 日かかる予定でしたが一週間で戻ってきました。今は楽器部屋で 静かに(ってジミヘンとかどかんどかん鳴らしてるから全然静かぢゃないが)余生を 送っております。
(さらに後日談) 修理から一年を待たずして症状が再発。修理後、同様の症状が 出た場合の無償保証期間(三ヶ月)は過ぎています。 残念ですが、使用をあきらめました。安らかに眠っておくれ。