平成22年度 通常総会
第11回 全国大会
〔平成22年5月19日:東京都〕
平成22年度 通常総会開かれる
 
東京虎ノ門にある発明会館ホールの7階会議室にて、平成22年度通常総会が開催されました。総会には、竹内会長、三木町長の石原副会長、昭和村長の馬場理事、南小国町長の河津理事、新庄村長笹野理事の代理三鴨課長、監事の小川村の伊藤村長、金山町長谷川町長の代理押部副町長、そして会員の関川村の佐藤副村長、以上8名の方々にご出席をいただくと共に委任状によるもの15により総会は成立いたしました。

総会の席上、稲垣事務局長から平成21年度の会務報告及び会計決算報告、並びに長野県小川村長伊藤博文監事代表より監査報告が行われ原案通り承認されました。続いて平成22年度の事業計画(案)及び会計予算(案)等が審議され、これも原案通り可決承認されました。

その他の審議では、毎年実施している技術研修会と担当者会議等は、国及び県の動きを把握しながら、慎重に実施に向け努力する事が確認されました。又今年は、役員改選の年に当り、その役員の選出方法についてお諮りした結果、下記の通り(事務局案)が満場一致で選任されました。
全国市町村土壌浄化法連絡協議会 役員 
会 長 福島県会津坂下町長 竹内 昰俊
副会長 香川県三木町長 石原 收
  熊本県南小国町長 河津 修司
理 事 北海道占冠村長 中村 博
  福島県昭和村長 馬場 孝允
  山梨県身延町長 望月 仁司
  京都府南丹市長 佐々木 稔納
  岡山県新庄村長 笹野 寛
  鹿児島県南九州市長 霜出 勘平
  鹿児島県知名町長 平安 正盛
監 事 長野県小川村長 伊藤 博文
  福島県金山町長 長谷川 律夫


人と自然が調和する環境にやさしい土壌浄化法を題材に朗読劇で理解を求める!!
~ 第11回 全国大会「劇団銅鑼」の特別参加で盛会に ~
 全国市町村土壌浄化法連絡協議会
事務局長  稲垣 茂
開会の挨拶
熊本県南小国 河津修司町長
その日の東京は、前日の暑い日から一転、朝から降りだした雨模様で肌寒く、1日おきの日替わりメニューは昨今の政界劇を見るようで、その様ななか、全国各地から土壌浄化法に関係する地方自治体をはじめ、民間の企業・団体の皆さんが続々と参集したのであります。

世界的な景気悪化を受け、日本経済は鳩山政権が宣言したデフレ状況からの脱出と、政治主導体制による官僚に頼らない国の予算の組替えを果たし、そしてマニフェスト実現のための財源を生み出すはずであったのが、2010年度の国の予算をみると、一般会計総額で92兆円超に膨らんでしまい、42兆円もの新規国債発行を余儀なくされたのであります。その原因は、「コンクリートから人へ」を掲げた新政権のトレードマークによって、公共事業関係費を前年度比で18.3%も削減してのものであります。

東京虎ノ門照明会館ホールにおける全国大会参加者
環境大臣特別メッセージの代読
民主党 石井茂 政策担当秘書

当然、私たちが注目する公共下水道事業の削減は、従来取り組んできた整備手法から新政権の特許ともいえる「事業仕分け」によって、大きく変えられようとしているのであります。それはただ単に下水道建設コストのみからの仕分けで、安易な判断からくる小型合併浄化槽優位論であり、危惧の念を抱くのであります。私たちは時代のニーズと共に多様化してきた下水道の役割を認識しながら、21世紀を環境の世紀とした大きな目標を掲げ、全国の仲間たちと日夜研鑚を重ね、土壌浄化法の情報を国内はもとより海外まで発信してきたのであります。

そのことが、今回の第11回全国大会において環境大臣小沢鋭仁様の知るところとなり、「土壌などの自然の力を利用して排水を浄化する」我々の取り組みと、更に平成20年度より特に水質汚濁の著しい中国農村部における土壌浄化法による分散型排水処理施設のモデル事業について、その中国側の高い評価を含めての環境大臣からの特別メッセージ(民主党・政策担当秘書石井茂氏が代読)が寄せられたのであります。会場からは驚きの声と大きな拍手と歓声が上がり、大会のムードは最高潮に達したのであります。

事業仕分けと地方主権
-小規模下水道のすすめ-
パワーポイント朗読劇

今回の全国大会は、角度と視点を変えた企画であると同時に、鳩山政権の実績が初めて問われる参院選が近づく中での開催は、政権公約の実行と国民の真の幸せ実現に向けた位置付けとなったのであります。毎日が、真剣勝負の国及び県の担当官を招請しての実務研修は、「新しい時代の下水道」の幕開けとなったのであります。

最後になりましたが、時節柄大変ご繁忙の折、ご出席賜りました関係各位に対し心から敬意と感謝を申し上げる次第であります。誠に、ありがとうございました。


 
会長あいさつ 地域再生基盤強化交付金の汚水処理施設整備
全国市町村土壌浄化法連絡協議会 への活用
竹内昰俊会長(福島県会津坂下町長) 内閣府地域活性化推進室
事業班 坂井美穂子主査
下水道財政の現状と課題 県が支援する地域主権の下水道事業
総務省自治財政局地域企業経営企画室 -20年前に会津坂下町の公共下水道事業を選択-
天野純之介下水道事業係長 前福島県土木部長
  前福島県下水道公社理事長 秋元政國氏
   
国土交通省社会資本整備総合交付金の進め方 中国農村地域等における分散型排水処理モデ
-地方に適したクイックプロジェクトの推進- ル事業
国土交通省 都市・地域整備局下水道部 環境省 水・大気環境局
下水道企画課 本田康秀課長補佐 水環境課 若公崇敏課長補佐
大会宣言 全国大会総合司会
全国市町村土壌浄化法連絡協議会 全国市町村土壌浄化法連絡協議会
馬場孝允理事(福島県昭和村村長) 稲垣茂事務局長