128話 磁気センサはどこにつけるか
四コマには書きませんでしたが。磁石とセンサの位置がずれると、上死点下死点の判断位置がズレます。
当たり前ですけど。
が、逆にそれを利用して早めに力を抜くように早めに反応するようにする。とか出来なくはない。
けど、最初は普通に上死点、下死点しっかり合っていた方がいいですよね。
細かい事を言うと、センサが反応して出力信号出すまでの時間に差があるわけなんですが。
磁気センサラッチタイプSK1816Gの仕様書を見ると、表の中に Output switching Time という欄があります。
Vcc=16V、RL=10kΩ、Cl=10pF だと 5μs とありますね。 電源16Vで、お試し回路に使う抵抗が10kΩ、コンデンサが10pFを使った時に、出力が変化する時間は5μsという事ですね。
お試し回路。仕様書はこう
5×10の-6秒 0.000006秒、100万分の6秒、という事で。まぁケイデンスはプロでも200rpmが回す方でしょうから、
60秒÷200=1回転0.3秒、上死点から下死点への半分で0.15秒、1時~3時の間に力を入れるとかやっても0.05秒
0.05秒をみたいセンサが、0.000006秒で動く。 実際に使う電圧とコンデンサが違うからこれより時間がかかる可能性があるけど。
仮に10倍の時間がかかっても、0.00006秒なら十分以上でしょう。
それより、磁石やセンサの位置の方が、効きそうですねぇ。
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