95話 実態配線図
実態配線図って、小中学生の時は子供向けの見やすい配線図で、プロは使ってない。と思っていました。
が、ずっと後になってわかったのですが。部品を実際に配置した時の様子を見る為にプロの現場でも使っているんだなって。
電子部品の配置や隙間もそうですが、基板を覆うカバーの設計とかには絶対必要ですもんね。
携帯の頃は、図面を見やすくする為図面の大きさなんかA1サイズだったと思うけど。
一番小さいチップコンデンサやチップ抵抗なんか0402(0.4mm×0.2mmの長方形)とかアホかと思うほど小さいんですが、それでも配置に困ったりとかする。
ボタンとか液晶とか振動モーターとか結構気を遣う部品もあるしね。CAD使いこなしている人、凄かったなぁ。
で、この図面の印刷に使う紙がトレーシングペーパーっていうもので、逆の面の印刷が透けて見える紙です。
これを使うと、いちいち紙を裏返さなくても部品や配線の配置が判るんですね。
しかし印刷するのはそれでいいけど、実際の基板はそういう訳にはいかない。なんで自作物を配線する時によく失敗してました。
これも頭の中でイメージできる人は間違えが少なそうです。
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