42話 圧力が小さい時二通りの動き
今までは、圧力が小さいとLEDに流れる電流が少ない。という話しかしてませんでしたが。
実はBベースに流れる電圧が小さすぎると、トランジスタのC-Eに電気が流れないという話です。
一般的にはベースに流す電圧は、0.7Vとかそこら辺りで大丈夫っぽいので、あまり気にしなくていいのですが。
じゃあ全く気にしなくていいのか。というと、そうとも言っていられない場合もあります。
例えば、ベースに流れる電圧と電流にオームの法則の計算は通じません。
これLEDの所もそうなのですが、半導体の動きの所にはオームの法則が通じない所がありますね。
そーいう時に「仕様書」が登場するんですね。
Bベースに流れる電流値に対して、コレクタ電流と、コレクタ-エミッタ間の電圧のグラフがあります。
これを見れば、ベース電流がどれくらいあれば、コレクタ電流と、コレクタ-エミッタ間の電圧がどれくらいになるか。
というのがはっきりと数値で判ります。
だけど、このペダリングチェッカーとか辺りなら、まぁ「LEDの光度変化が判ればいい」だとすると、具体的な数値が判らなくても構わないよね。
という判断になるわけです。
でも、こう書いてみても仕様書のどこにそれがあるかを見つけるのも、知っている人ならいざ知らず。
知らない人がみたら、難しい”2つのイラストの間違い探し”以上に難しいですよねぇ。
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