上野台上柴町文化財保存会


◆令和2年度活動予定(6/15更新)   ◆お知らせ情報   ◆上野台の獅子舞
月日
曜日
内容
場所
時間
備考
新型コロナウイルス感染拡大防止対策により今年度の活動は中止です。
次回再開に備え各自稽古をお願いします。


今から30年以上前に録音された獅子舞の「音の風景」がここにあります。踊る獅子の太鼓と篠笛の音をBGMに以下の「上野台の獅子舞」をお読みになられてはいかがでしょうか。なお、現在は五本調子の篠笛を使用していますが、当時は六本調子のようでキーが高くなってます。こちらをクリックしてお聴きください。

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上野台の獅子舞

深谷市指定無形民俗文化財《昭和34年11月3日指定》

 三百余年の伝統郷土芸能「上野台の獅子舞」が深谷市指定無形民俗文化財の栄に浴してから五十優余年が経過いたしました。
 当会は、この歴史ある獅子舞を上野台の総鎮守八幡神社の秋の例大祭に奉納し、地域の安全と発展祈願に寄与するとともに、その伝統を継承する役目を果たすため、氏子の有志によって組織しています。
 そして、獅子舞の奉納及び保存にあたり、舞の稽古、獅子頭や太鼓及び衣装その他道具の保管等、八幡神社氏子全体の後援の下に活動しております。
 また、自治会住民の皆さんのご協力による円滑なる事業運営に感謝いたしております。
さて、ここに獅子舞の歴史や活動の概要をご紹介いたしますが、祭り本番には足を運ばれまして、獅子舞に親しんでいただければ幸いでございます。
 なお、古式ゆかしい優美なこの伝統を絶やさず継承に努めてまいる所存でございますので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 古く旧暦八月十五日を大祭日となし

   前後三日間に亘りて

    神輿の渡御
            獅子舞の奉納
                      斎女の奉仕等あり

〜大里郡神社誌より〜

秋祭り中日式典前の拝殿内

獅子頭の左手奥が本殿です

1 由 来

 上野台の獅子舞は、宝永年間(1704〜1710)時の地頭、大久保氏が獅子舞楽を取り入れ、村人に伝承せしめ五穀豊穣を祈ることをすすめた演舞で、八幡神社の祭祀行事になっている。
 起源は、大久保氏と氏の菩提寺「法華宗光厳寺」の第三世住職、用専院日嘉上人によって三つの獅子頭(はこ獅子)がつくられ、1711年に光厳寺において「獅子舞」の演舞が奉納され、五穀豊穣と災害除去を祈願したのが始まりである。

2 地 域

 16世紀末まで上野ヶ原の開発事業をすすめて来た深谷上杉氏の家臣秋元氏が国替えとなった後、地頭の大久保氏は、領地統一のため神の功徳を東西全域の住民に受けさせる意味で、正徳年間(1711〜1715)に八幡台に鎮座した神社を鼡森下に奉遷し、上野台全域(現在の地図明治以前の地図)の総鎮守とした。
 西の上野台(字森下)に八幡本社、東の上野台(字上宿、現在の上柴町西6丁目)に御神輿奉安所が、享保年間(1716〜1724)に建立されている。
 往年は、祭禮三日間中定例に、上野台の神社寺院役員方宅を、獅子舞連が巡舞していたが、その際には大万燈を先頭に2列の行列をつくり、笛と太鼓の伴奏「みちくだり」とともに整然と道中したものである。

3 獅子舞(ささら)の奉納

 八幡神社の行事は、歳旦祭、社日祭、道饗祭、秋祭り、新嘗祭、大祓があり、獅子舞は、神輿を鼡本殿に奉遷する秋祭りに神社に奉納される。
 現在、獅子舞は次のとおり四度演じられる。
 祭典初日には、午前中、東の神輿倉前において、式典に続いて舞い、御神輿渡御の前行を務める。
 中日には、午前中、八幡神社の庭において、式典に続いて舞いを奉納し、午後から祭典年番の会所において舞い、獅子舞(ささら)を奉納する。
 三日目の最終日には、日が暮れて御神輿が納まると同時に舞い始め、神輿納社の祭り舞い納めとなる。

4 獅子の種類

 男獅子・女獅子・法眼獅子の3頭がいて、女獅子には大久保家の裏紋「丸に揚羽の蝶」、男獅子と法眼獅子には光厳寺の寺紋「丸に立花」が前垂れ(水引)に付いている。

左から男獅子、女獅子、法眼獅子の獅子頭

5 獅子舞の構成

 獅子舞はすべて八幡神社の氏子である男子が行い、女子は子供の着替え等裏方となる。

【獅 子】
 3頭が太鼓を抱え笛の演奏とともに舞う。3人1組で5歳位から始め可能な限り務める。

【棒使い】<参照動画あり>
 獅子舞の前段に複数組で剣舞を行う。2人1組で5歳位から始め、太刀(木刀)、4尺半棒(長さ1m36cm)、6尺棒(長さ1m81cm)と進み、可能な限り務める。

【ささら摺】
 獅子や棒使いの先生達数名が、「狐・おかめひょっとこ」などに扮し、簓を摺り鳴らし道化を演じる。

【笛掛唄掛】
 数名の会員が担当する。
 担当の方は、篠笛演奏の運指表(ユーチューブ)を見ながら獅子舞楽曲を覚え練習してください。

6 獅子舞の庭舞九種(九曲目)

 「御幣掛」、「弓掛」、「花掛」、「綱掛」、「へらざさら」、「ゐかへり」、「はねかへり」、「ばちかつぎ」、「女獅子がくし」がある。
 現行では、御神輿の御立ち及び納めの務めと神社での奉納の際は「御幣掛」を、中日の年番会所においては「綱掛」を含めて舞っている。

7 後継者育成

 氏子であることを原則に、やりたい子供を後継者として参加させている。
 練習は、本番の前に全員で10日間位行っている。

8 道 具

 大万燈;一対

 獅 子;御幣 獅子頭一式(3頭) 前垂れ(水引)三枚 衣装一式(3組) 短胴桶胴太鼓一式(3組)

 棒使い;太刀一対、4尺半棒一対、6尺棒一対、衣装一式

 道 化;面(狐、おかめひょっとこ)、衣装一式、ささら小道具一式

  笛 ;六孔・囃子用篠笛(五本調子)数本

 半 天;祭典中全員着用

9 ほめうた(演舞途中に笛の演奏を休止して唄う)

 「まゐり来て これのお庭を ながむれば 金の御幣が あるぞ獅子ども」 音声はこちらから〜♪〜


以下は「ほめうた」全文

 まゐり来て 玉のおみすを 巻きあげて まゐるささらを おめにかけばや

 あづさ弓 躬るやの宮へ 巡り来て 神をいさめて 氏子繁昌

 たち返り これの神木 ながむれば さても見事な 松に杉かな

 まゐり来て これの御門を ながむれば 門の扉に 虎が輝く

 この寺は 西は山でに 東海 南大門 さかる寺かな

 この寺は 九間八棟 落ちる水 瀧たきのをとかな

 まゐり来て これの馬屋を ながむれば つなぎ揃ふた 駒が七疋

 七疋の 中に立たる 黒の駒 せたへまさりて 足がきをする

 この村は 竪が七里で 横八里 間もすかさず をりたたかみせ

 たかみせの つづらかわこの ふたかねて じゃ香こぼれし にほひ面白

 まゐり来て これのやかたを ながむれば 小金黄白に 取が十七

 十七の むねにかざりし 二つもの 一つたまわれ こえの薬に

 まゐり来て これのやかたを ながむれば 太刀矢揃ふた 鎗五万本

 五万本 太刀矢揃ふた いでるなら あわもかずさも これの御支配

10 切りうた(演舞の途中獅子が舞いながら唄う)

 「山のうさぎは 何みてはねる 小池の小鮒を見て見てはねる」 音声はこちらから〜♪〜


以下は「切りうた」全文

 奥の深山に 鳴るいかづちよ 出て廻さば この子遠くしよ

 西国の 今神々は 取られみそ 聊か我等も とらりよちそろ

 鎌倉の 御輿が八つで 雪降りて 雪の子が出て 辰が巻やちそろ

 山がらは さしこの内で 戻り伏す それを見はねて いさを取らしよ

 天神林の 梅の花 つぼみ盛て 霧がこをまかしよ

 我々の 都育ちの もをののれば 都ではやる はやるちそろ

11 祭祀以外の活動実績
とき
ところ
事業名または主催者等
昭和47年
(1972年)
12月4日
熊谷市体育館NHKテレビ
昭和61年
(1986年)
3月23日
深谷市民文化会館大ホール市制施行30周年記念
第1回深谷市郷土民俗芸能祭
平成12年
(2000年)
6月10日
深谷市民文化会館大ホールNHKテレビ
「欽ちゃんとみんなで
    しゃべって笑って」
平成14年
(2002年)
獅子頭修繕
平成23年
(2011年)
10月8〜10日
深谷市上野台・上柴町市教育委員会
上野台獅子舞記録映像DVD制作
(ダイジェスト版)
平成26年
(2014年)
9月13日
深谷公民館大会議室ふかや市民大学
第9回講座
「上野台地区の無形民俗文化財」
平成28年
(2016年)
6月28日
埼玉県神社丁神社丁設立70周年
感謝状授与

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上野台上柴町文化財保存会


◆お知らせ情報
埼玉県神社丁より感謝状が授与されました。←クリックするとブログのページを開きます。(10/12)
・八幡神社本殿修復工事が完了し、平成28年7月27日(水)午後6時から遷座祭が執り行われ、ご神体が本殿に鎮座しました。
   北から見た修復工事が完了した本殿



・4月24日(日)に上野台上柴町文化財保存会総会が開かれ、平成27年度の報告及び平成28年度予算についてご承認いただきました。また、獅子舞並びに棒使いの子供たちへのご褒美についてご意見いただき検討することになりました。<2016/4/30>
・平成28年3月24日大安吉日に八幡神社本殿修復事業遷座祭が執り行われ、文化財保存会からは会長以下数名で臨みました。祭事は厳かに恙なく執り行われ、仮のお社にご神体が遷座されました。
・獅子舞の「音の風景」に合わせて篠笛の演奏運指表をユーチューブにアップしました。笛演奏の参考にしてください。〈2015/11/13〉

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