(上平声二冬ノ韻)
錦繍 : 錦を織ったような 噪噪 : さわがしい 喧喧 : 賑やか
(大意)
紅葉で赤く染まった山道を一人杖を曳きながら散策していた 振り返れば向こうの山の嶺には夕陽が沈むところだった 木々の梢には鳥たちが帰ってきて友を呼ぶかのように鳴き合っている 賑やかな鳥たちの声の中に、どこからともなく響く暮鐘が調和している 漢詩の目次に戻る