(下平声十二浸ノ韻)
茅屋 : 茅葺の粗末な家 三更 : 真夜中 客愁 : 旅先の愁い
(大意)
粗末なわが家で独り真夜中に起きていると、窓の外の月はもう見えない 手元のろうそくが短くなっているのを見ていると寂しさがこみ上げてくる 窓の下でか細く鳴いているコオロギの声を静かに聞いていると 悲しさがこみ上げてきて酒を飲まずはにいられなくなってきた 漢詩の目次に戻る