(下平声十二侵ノ韻)

  梅霖 : 梅雨の長雨
  山腰 : 山の中腹
  黎庶 : 民衆

(大意)

山の中腹にある古い寺に杖を頼りに訪れてみた
梅雨の中にお寺の塔が静かに浮かんでいた
長年の庶民に親しまれてきた本堂の前で
寺の鐘の音に静かに耳を傾けていたのだ



漢詩の目次に戻る