(下平声十一尤ノ韻)
柳絮 : 柳の白い花 渓水 : 御茶ノ水の堀 尖黒 : 素早く飛んでいる燕
(大意)
柳絮が風に舞う御茶ノ水のお堀の水 その清らかな水に湯島聖堂の影がさかさまに映っている まるで春を見送るかのように燕が今年も水面すれすれに飛び始めた 燕が水面をかすめて飛ぶので湯島聖堂の影が乱れてしまった 漢詩の目次に戻る