(下平声十一尤ノ韻)
茗渓 : 御茶ノ水のこと 阡陌 : 街の道路 玉屏 : 雪にぼんやり浮かんだ景色
(大意)
春の雪が御茶ノ水のお堀の周りに降りしきっている 街には人影がなくなり静かな雪景色である お堀の畔にある湯島聖堂の木々には雪が積もってお化粧をしたようだ 雪が降りしきる中にぼんやりと湯島聖堂の黒い影が浮かんできている 漢詩の目次に戻る