]

                                                                 (下平声十二侵ノ韻)

茅屋 : 我が家のこと

蕭々 : 雨が淋しく降るさま

霖  : なが雨

三更 : 真夜中の12時頃

家山 : 遠く離れた故郷

檐滴 : ひさしから落ちる雨だれ 

(大意)

粗末な我が家にはもう10日も雨が降り続いている
深夜に机に向かっていると一層雨の音が響いてくる
ふと、遠く離れた郷里のことが思い出され深い悲しみに誘われる
のきばの雨だれの音に耳を傾けていると、あたかも琴の調べを聞いているようだ


漢詩の目次に戻る