(上平声1東ノ韻) 渺茫 : 遙か彼方まで漠然としている 融融 : のどかな様子
(大意)
春の湖は水蒸気にかすんで空と一体となっているようであり あたりには暖かい風が漂う春霞におおわれている 湖面には白い帆を張った舟が一艘、静に浮かんでいる 私は土手の草の上に座ってこの景色を眺めていると 心がゆったりと落ち着いてくるのだ 漢詩の目次に戻る