(下平声11尤ノ韻)
金風 : 秋風


(大意)

周りはひんやりとした秋風が吹いており、もう既に秋も深まっている
私は気持ちの良いこの夜を、古い渡し場をひとりで散歩していた
目の前の大河には月が照り輝き、風に吹かれて一面に波打っている
私は、どこまでも照り輝いているこの月明かりの光景を見ていると
心の憂いも忘れてしまうほどである


漢詩の目次に戻る