(上平声四支ノ韻)
陽光 : 日の光り

井頭池: 若い時代に遊んだ三鷹市井の頭公園の池

群鱗 : 井の頭の池にすむ鯉の群れ

水鏡 : 池に移る自分の姿

古希 : 70歳

(大意)

初夏の光りが満ち溢れ、緑に包まれた井の頭の池で
私は橋の上をそぞろ歩きしながら昔を懐かしんでいた
池の鯉は昔と同じように餌を貰おうと集まってきて水しぶきを撥ね上げている 
ふと水に映っている自分の姿に目を移すと、そこには70歳を迎えた老人の姿があり、
昔と変わらない景色の中に自分ひとり歳を重ねていることに悲しむのだった。


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