(下平声七陽ノ韻) 賽客行: 遍路旅
経声 : 巡礼が唱える念仏の声 幽院 : 静かな寺の境内 俗喧 : 俗世間のわずらわしさ
(大意)
四国88箇所の遍路旅の道はどこまでも続いている 寺々に立ち寄り弘法大師を祀る大師堂に向かって心を込めて礼拝をする 巡礼者たちが唱える読経の声が一つになって静かな境内に響き渡る 心を込めて仏の慈悲を祈願していると俗世間のことなど忘れてしまう 漢詩の目次に戻る