(上平声八斉ノ韻)

碧江 : 青い水が流れている川

騒客 : 自分のことを指している

徘徊 : そぞろに歩く

夢魂迷う: 夢の中を魂がさ迷うような状態

(大意)

青々とした水をたたえている堤には桜の花が咲き誇っている

私の心も酔いしれて思わず詩を作りたくなり桜の木の下を歩く

春の月は小道に映し出された私の影と一緒に動いていく

わたしは今自分が夢の中にいるのではないかと錯覚をしてしまった


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漢詩(26.桜堤迎月)