(下平声十一尤ノ韻)

煙月 : かすんでいる月、朧月

故里 : 故郷

疎影 : 梅の花

玲瓏 : 明らかな様

円月 : 満月  

淡淡 : 静かな様子

艶妍 : 美しい  

(大意)

早春の梅を楽しむために郷里の梅園を訪れた
静かな林の中に咲く梅の花がひときわ艶やかである
ふと振り返るといつの間にか山の端におぼろ月が顔を出している
私は美しい花と香りにうっとりして思わず詩作の念が沸いてきた


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