（下平声十二侵ノ韻）

夜森森　　夜が静かに更けていく

茅屋　　　自分の家を謙遜して言う

孤燈　　　ひとつの灯火

更深　　　夜中

（大意）

庭には月の明かりもなく夜が静かに更けていく

私は窓に寄りかかり物思いにふけりながら一人静かに酒を飲んでいる

遠くから聞こえている鐘の音はどこの寺からだろうか

さびしく燃え続けている部屋の灯りも残り少なくなっているが、私はいつまでも座り続けているのだ

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