下平声7陽ノ韻

 故園 : ふるさと
 蕩漾 : ゆったりと流れる
 俗情 : 世俗のわずらわしきこと
 
 
(大意)
  ふるさとを離れてもう何年たっただろうか
  かつてのわが家も今では廃家となっており、その荒れた庭を見ていると悲しくなってくる
  ただ家の上には白雲が浮かんでいるのが見える
  その綿雲を見ていると沈んだ気持ちも和らいでくるようだ
  


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