下平声12侵ノ韻

 半夜 : 夜中、夜のなかば
 客愁 : 旅先のさみしさ、旅の愁い
 郷関 : ふるさと、くにもと
 明鏡 : 盃に映る月
 
 
(大意)
  秋の夜中に独り欄干に身を寄せれば寒さが襟を通して身に沁みてくる
  東の空に輝く満月を見ていると旅のさみしさがこみ上げてくる
  はるか千里を隔てた故郷に帰りたい気持ちでいっぱいになる
  自分は盃に映る月を相手にさみしさを鎮めるために独り酒をくんでいる
  


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