上平声十灰ノ韻

 鎌台 : 鎌倉
 浄境 : 静かで清められたところ
 蘭若 : 寺
 
 
(大意)
  詩を作るために静かな鎌倉の寺へと来てみた
  静かな寺の庭には緑の苔が充ちている
  ここには往年の興亡の怨みが幾重にも積み重なっている
  昔を偲みながら詩を作っているといつか夕方になっていた


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