(下平声十一尤ノ韻)

初更:夜の8時頃

院落:中庭

蕭瑟:さびしい

(大意)

夜の8時頃になっても庭には雨が降り続いて止みそうにない

今日は晴れていれば中秋の名月が美しく眺められるのに

しばらく雨の止むのを待っていたが部屋の灯りも燃え尽きそうになってきている

このさびしい夜に

どこからともなく金もくせいの香りが漂ってきて 次第に憂いの気持ちが深まってくる


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