下平声五陽ノ韻

 青女 : 霜をつかさどる神
 

(大意)
  夜には霜の神様が今年初めての霜を持ってきたようだ
  垣根に咲いている菊は寒さに耐えながら美しさを誇っているようだ
  何本か真っ直ぐに立っている菊には君子の面影さえ感じさせる
  すべての花がしなびてしまった中で独り菊の花だけが香りを漂わせている


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