上平声十四寒ノ韻 禁城 : 天子の御所、ここでは皇居 妝靚 : 装う、お化粧 姸麗 : 美しくつややかなること 春闌 : 春たけなわ (大意) 皇居に来てみると雪が風に舞って肌寒い 枯れ木にはところどころ雪が積もってまるでお化粧をしたように美しい そして日が出て来ると小枝の雪が溶けて紅梅が現われ忽ち艶やかな光景となる 鶯が梅の枝に遷ってきて春がたけなわであることを知らせてくれる
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