(上平声一東ノ韻)

蒼茫:見渡す限り青々と広がっている

三伏:真夏の暑さ

(大意)

はるか沖の帆船も水平線の彼方にかすんでいる

静かに繰り返す波の音が海風を招き寄せているように聞こえる

灼熱の太陽が照り付ける白砂には人影もまばらである

私は一人で真夏の漁村にきて海の景色をいつまでも眺めていた


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