上平声十一真ノ韻

     
    荒籬 : 荒れ果てた垣根 
   籬落 : まがき
   妙香 : 
   
(大意)  
  廃墟となった我家に暖かく夕陽がさしている
  半分崩れてしまった垣根の下には黄色い菊の花が咲いている
  私はその霜にも負けないで咲いている菊の花を暫く眺めていたが
  一本折ってみれば懐かしい菊の香りが香ってきて昔を思い出した
  



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