下平声八庚ノ韻 客中 : 旅のうち 聴鵑 : ホトトギスの声を聞く 牀前 : 寝床の前 杜宇 : ホトトギス (大意) 夢から覚めると寝床から月が傾いているのが見えている 明け方の薄明りにぼんやりと月がひかるのを見ていると旅の寂しさがつのってくる 突然聞くホトトギスの声があたかも郷里へ帰るのを促しているようだ 思わず体を起こして故郷に思いを馳せていると又ホトトギスの声が聞こえてきた
漢詩の目次に戻る