上平声十四寒ノ韻

    残年 : 年の暮れ、大晦日
   三更 : 真夜中
   窮途 : 行く当てのない、 貧困の悲しみ
   白駒過隙 : 月日の過ぎるのが早いこと
         
   

(大意)  
  泊まっている宿屋も真夜中となっており、部屋の灯りもひっそりと寂しい
  これからの行く当てもない私は独りため息をついている
  一年の過ぎるのが早く今日はもう大晦日である
  何処からともなく聞こえてくる除夜の鐘に静かに聞き入っている
  



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