下声十二侵ノ韻

    四壁 : 何もない部屋、貧しい部屋
   
   

(大意)  
  寒さがひしひしと身に沁み吹きすさぶ風の声が聞こえてくる
  一人で部屋の壁に寄りかかっていると部屋はしんとしている
  部屋にある燈火は燃え尽きようとしており気持ちは沈んでいく
  書物を拡げるとはるか昔のことに思いは巡っていく
  



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