下声十一尤ノ韻

    忽地 : たちまち
   
   

(大意)  
  気持ちのいい夜に舟を泛べて楽しんでいた
  川の中ほどに出ると周りは静寂でただ天空に月が浮かんでいるだけだった
  すると何処からともなく鐘の音が聞こえてきて静寂を破った
  その鐘の音は川の水面と空が重なる遥か彼方まで響いていった
  



漢詩の目次に戻る