下声十二侵ノ韻 往事 : 当時のこと
(大意) 茅葺の貧しいわが家は一日中雨だれの音が続いている その音を聞いているとまるで夜に聞く琴の調べのようだ 部屋の燈火を見ていると昔のことが思い出されてくる そして遠く離れた故郷に思いを馳せて涙で着物が濡れてしまうのだ
漢詩の目次に戻る