(下平声七陽ノ韻)


   天涯 : 天の果て
  五夜 : 明け方
    
 

(大意)  
  天の果てとも思われる異郷に旅してもう何年になるだろう
  眠れぬまま窓に寄ると涙が止まらず衣を濡らしてしまう
  明け方の月を見ていると遥か遠い故郷に思いが馳せる
  朝になればまたどこかの地へと旅だってしまうのだ
  

 

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