(上平声四支ノ韻)
上苑 : 皇居の庭、
祥風 : 目出度い風
旭旗 : 日の丸の旗
柴門 : 貧しい家の門、わが家のこと
朝曦 : 朝日、 朝の日の出
(大意)
元日の朝、皇居の庭には早咲きの梅の花が開いている
その香しい梅の香りを乗せた心地よい風が日の丸の旗をなびかせている
はっと夢から覚めると、わが家の貧しい家には年賀に訪れる人もなく
白髪の老人となった私はただ、柏手を打って朝日を拝むだけである
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