(上平声一東ノ韻)
凭杖 : 杖にもたれかかるさま 歎称 : 感嘆して褒めたたえること
(大意) 杖に体を預けて楓の林を見るとそこには濃い淡い赤に染まっている紅葉が鮮やかだ まるで夕陽に染め出された錦のような秋の風情である 私は今、この素晴らしい光景の展開に思わず見とれていた 心もうっとりと時間も忘れて立ち尽くす白髪の老人となる 漢詩の目次に戻る