(下平声六麻ノ韻)
彩霞 : 紅色に染まったかすみ 香雪 : 香りのある雪とは桜の花びらを指す
(大意) 見渡す限りの桜の花はまるで紅色の霞がかかったような眺めだ その花の淡い紅色はまるで天の果てまで染めているようだ 桜の美しい花びらは風に吹かれてひらひらと舞い 雪のように地面に積もった花びらは体を横たえる敷物のようで 春の趣が一層高まってくる 漢詩の目次に戻る