瀋陽 (2) |
Shenyang / China |
撮影2019/5, 制作: 2019/7, 改訂: 2019/12 |
瀋陽現代トラムの続編です。今回は5号線をご紹介します。 トラム5号線は、地下鉄2号線奥体中心駅の近くにある同名のターミナルから出発します。開業は1, 2号線と同じく2013年で、全長21.4km、瀋陽では一番長い系統です。 |
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Olympic Center 始発地の奥体中心です。ビルの谷間のターミナルに全長28.8mの3連接車が入線して、折り返します。いつも大変な混雑で、長い行列が出来ています。部分的ですが地下鉄が開業したので、この混雑も多少は緩和されると思われます。 |
トラム5号線の路線図です。両端を含めて全部で25箇所の停留所があり、所要時間は50分ほどです。運賃は区間制で最大4元。カードの場合は乗車時及び降車時に、それぞれ読み取り器にタッチします。 |
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奥体中心付近の拡大図です。前作でご紹介した興隆大奥莱と奥体中心の間は、線路は繋がっていますが系統が別れているので、定期の運行はありません。 近くにはオリンピックが開催されたスタジアムやプールがあります。 |
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奥体中心のカーブです。次の瀋陽海関との間は、全線で唯一の単線区間です。1編成ずつ奥体中心のターミナルに入線して、折り返して出て行きます。 |
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カーブを曲がって出て行くところです。交差点なので遮る柵がなく、編成全体を撮影することが出来ます。クルマに邪魔されないように粘っているうちに、長居をしてしまいました。 |
長居をしたおかげで、夕方の光線の中を走るトラムの姿を捉えることが出来ました。冒頭の写真もここで撮影した流し撮りです。 ※地名の瀋陽は渾河の旧称である瀋水から名づけられたそうですが、戦後に制定された簡体字では"沈阳"、陽が沈む町と書きます。 夕陽の中で撮影していると、このことが脳裏に浮かびました。 |
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Jinshui Huacheng 夕暮れの金水花城です。背景のビルに夕陽が当たって、辺り一面が明るく照らされています。 (2019/5/8) |
Jinshui Huacheng ~ Olympic Swimming Pool 上掲から少し東寄りにある富民南街のカーブを、3連接の巨体が曲がっていきます。背景は聖火広場に続くグリーンベルトで、幅50mほどの林になっています。 |
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Olympic Swimming Pool 奥体游泳場の角を曲がった奥に電停があります。この先は渾南中路の上を走ります。撮影時はまだ地下鉄工事中だったので、塀で囲われていました。 |
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奥体游泳場の電停から東側、行政服務中心方面を望んでいます。この辺りは官庁やオフィスのビルが並んでいますが、工事のフェンスで景色が良く見えませんでした。 |
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Wanke Xinlicheng 万科新里程です。地下鉄工事用車両や重機の出入口がありますが、まもなく撤去される見込みです。 この付近は住宅地として人気が高いところです。 |
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University of Architechture 建築大学です。地下鉄工事はほぼ完了して いて、駅の入口も開業を待つばかりになっ ていました。 |
建築大学の付近には多くのマンションが建設されています。地下鉄9号線が開業すると、益々賑やかになると思われます。 ※建築大学は人民解放軍の工業専門学校を母体として創られました。建築だけでなく土木や機械などの学科があります。 |
Jindi Binhe Guoji 金地濱河国際です。背景にビルがぎっしりと建っています。 金地濱河国際の"金地"、万科新里程の"万科"、いずれも民間不動産開発業者の会社名です。とても社会主義国の公共交通機関とは思えません。 |
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金地濱河国際の交差点から東の区間に入ると、マンションやビルが少なくなり、畑の中に工場が点在しています。この先終点まで、片側3車線+側道+歩道の広い道が真っ直ぐに続き、その中央をトラムが走っています。 |
連接車の車内です。窓が大きくて開放的な感じがします。外から見ると黒い窓ですが、内側から景色は良く見えます。 |
ドア部分と中間車は低床式で、車両の両端部分が高床になっています。親切な服務小姐(車掌さん)が乗務しています。 |
Line 5, Shenfu Xincheng, 5号線, 瀋撫新城, 2019/5/6 |
Shenfu Xincheng (Newtown) 終点の瀋撫新城です。広い道路の真ん中に電停があって、線路はここで途切れています。付近にはトラムの車庫の他には、何もありません。はるか先に見えている瀋撫新城の町まで、ここから約2kmあります。 |
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瀋撫新城はその名の通り、瀋陽市と撫順市との境界付近に建設されたニュータウンです。行政区域が撫順市に属しているため、今のところトラム5号線は市境が終点になっていると思われます。 トラムの電停から町までは連絡バスが走っていて、ボンネット型のミニバスの姿も見かけました。 ※撫順は石炭の露天掘りで有名、小生railbusも中学校の教科書で習いました。 |
References: https://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%88%E9%98%B3%E6%9C%89%E8% BD%A8%E7%94%B5%E8%BD%A66%E5%8F%B7%E7%BA%BF http://www.syygdc.com/ https://www.siasun.com/ https://baike.baidu.com/item/%E5%85%B4%E9%9A%86% E5%A4%A7%E5%A5%A5%E8%8E%B1 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%90%E8%97%A4%E 7%B7%8F%E5%90%88%E8%A8%88%E7%94%BB http://www.shenyangbus.com/a/mtsy/youguidianche/2018/1228/10305.html https://www.city.sapporo.jp/kokusai/sistercity/documents/shenyang_35th_7.pdf https://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%88%E9%98%B3%E5%B8%82 https://www.vanke.com/ https://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%88%E9%98%B3%E6%9C%89 %E8%BD%A8%E7%94%B5%E8%BD%A6 https://www.jprailfan.com/newtransit/rail/rnt4.php http://www.ditiezu.com/forum.php?mod=viewthread&tid=600383 |