中国城市探訪

 (18) 上海・張江のゴムタイヤトラム
中国国旗 
Shanghai・Zhangjiang/ China
 
撮影: 2011~2015, 制作: 2017/2

かつて上海には多くの路面電車が走っていましたが、1963年を最後に姿を消していました。2007年になって張江地区のハイテクパーク(張江高科科技園)で新しいトラムの建設が始まり、2009年12月31日に10kmの路線が開業しました。地下鉄2号線の張江高科駅と張東路金秋路を結んでいて、地下鉄の広蘭路駅前を経由します。
方式は前作でご紹介した天津と同じく、ゴムタイヤのトランスロールを採用しています。

上海張江有軌電車, 張江地鉄站 
張江地鉄站, 上海市浦東新区 2015/3/24

地図の場所、縮尺は自由に変更できます。

上海張江有軌電車, 路線図
Google Mapsの上に、上海張江有軌電車の路線図を赤色で書き込みました。上海浦東現代有軌交通有限公司が運営しています。運賃は全線均一の2元、上海交通カードが使用できます。緑色で示すのは、地下鉄2号線です。

上海地下鉄2号線, 遠東大道   Metro Line 2, Yuandong Avenue

張江有軌電車に乗るには、地下鉄2号線を利用するのが便利です。途中、浦東空港から2つ目にある遠東大道駅で、地上区間を走る地下鉄の写真を撮りました。ここには地下鉄の車庫があって、線路が輻輳しています。
車両は仏アルストム/南京浦鎮車輛廠製のAC17です。

(2012/3/28)
上海張江有軌電車, 張江地鉄站   Zhangjiang Hi-Tech Park Station

張江有軌電車は、地下鉄2号線の張江高科駅の駅前にターミナルがあります。周りにはホテルやレストランがあって、夜も明るいところです。

(2011/1/15)

 
上海張江有軌電車, 張江地鉄站
張江地鉄站を出発します。背景の建物の2階は元地下鉄の張江高科駅でしたが、地下に移設されて廃墟になっていました。現在は、冒頭の写真のように整備されています。 (2011/1/16)
  上海張江有軌電車, 張江地鉄站
「上海PD-010」と書かれている青いプレートは社番を表しています。トランスロールは軌道を走る電車なので、自動車のナンバープレートはありません。 
上海張江有軌電車, 張江地鉄站  
トランスロールのレールは1本で、案内車輪をガイドします。写真はその分岐器です。車体はゴムタイヤで支えられていて、路面にタイヤ痕が付いています。

 
上海張江有軌電車, 張江地鉄站   張江地鉄站を出発して大きく左へ曲がり、トラムは碧波路へ進入していきます。

上海張江有軌電車, 碧波路   Bibo Lu Gaoke Lu

碧波路高科路を南へ進むトラムです。
後方の建物は、通信機器メーカー・中興通訊の上海研究センターです。同社の製品は日本のソフトバンク携帯などで多数使われています。
上海張江有軌電車, 華佗路   Huatuo Lu Keyuan Lu ~
  Cailun Lu Jinke Lu

華佗路科苑路と蔡倫路金科路の間で、華佗路は円弧状にカーブしています。
編成全体を撮影するのに最適な場所を見つけました。
付近には、上海中医薬大学のキャンパスがあります。地名の由来となった華佗は三国志に登場する医者で、毒矢で負傷した関羽を治療したことで有名です。そう言えば、「華佗膏」という水虫に効く軟膏がありますね。

(2015/3/24)
上海張江有軌電車, 哥白尼路
Gebaini Lu Libing Lu 
哥白尼路李冰路の交差点で、トラムの編成を真横から撮影しました。バイクと一緒に走る姿は、まるで巨大なジンベエザメが小さな魚たちを従えて泳いでいるような感じを受けます。背景は浙江省臨海市にある浙江華海薬業の生物医薬開発センターです。この付近にはBAYERをはじめ、多くの薬品関連企業が進出しています。  (2012/3/28)

上海張江有軌電車, 紫薇路   Gebaini Lu Libing Lu ~ Ziwei Lu Gaosi Lu

哥白尼路李冰路から路線は北へ向かいます。紫薇路高斯路との間は以前は荒涼とした土地でしたが、新しくマンションが建って、すっかり見違えるような街になりました。

 
上海張江有軌電車, 高斯路   Ziwei Lu Gaosi Lu

紫薇路高斯路の交差点です。漢字の看板があるので、中国に居ることが実感できます。それまでは欧州の街並を走っているような感じでした。
 上海張江有軌電車, 高斯路   同じく紫薇路高斯路の角を曲がったところです。この辺りには飲食店がたくさん軒を並べています。
 
 上海張江有軌電車, 車内   トランスロールの車内です。天津と同型の STE 3型です。天津の車両は窓が固定でしたが、上海では上部に内側へ開く小窓が付いています。


今時珍しい紙の切符です。車掌さんが乗務しているときに、現金で払うともらえます。↓
  
 上海張江有軌電車, 切符
 上海張江有軌電車, 広蘭路   Guanglan Lu Zuchongzhi Lu

地下鉄広蘭路駅の最寄り電停、広蘭路祖冲之路です。
浦東空港から地下鉄2号線に乗ると、広蘭路で乗り換えになって大変混雑するため、トラムに乗るには広蘭路で降りるのがお勧めです。
背景に、上海には珍しい一戸建ての豪華な住宅があります。一体どんな人が住んでいるのでしょうか?

上海張江有軌電車, 丹桂路   Guanglan Lu Dangui Lu

広蘭路丹桂路の交差点です。高層マンションの谷間をトランスロールの優美な車体が走っています。中国のイメージとはほど遠い光景です。
 
上海張江有軌電車, 丹桂路    上掲と同じく、広蘭路丹桂路の角を曲がるトランスロールです。黒い遮光ガラスに自身の姿が写っています。
屋上に太陽電池のパネルを載せたマンションが 見えます。
 上海張江有軌電車, 張東路   Zhangdong Lu Jinqiu Lu 

終点の張東路金秋路は、ハイテク団地の町外れで、少し寂しい所です。
電光板に車号と時刻が表示されていました。先発は2号車、社番「上海PD-002」です。↓

  上海張江有軌電車, 電光板

(2011/1/15)


References:
https://en.wikipedia.org/wiki/Zhangjiang_Tram
https://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%A0%E6%B1%9F%
E6%9C%89%E8%BD%A8%E7%94%B5%E8%BD%A6

http://www.zte.com.cn/global/
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