上海トロリー散歩

 (15) [14]路 その2 
中国国旗
 上海/ 中国
 
撮影: 2008~2015年, 制作: 2015/9 

上海トロリーバス[14]路の続き、北側の区間をご紹介します。

上海14路
虹口消防署の前で右折する[14]路のトロリーバス、⑪地点。2015/7/21撮影。

上海14路地図
上海科学普及出版社発行、2010年版「上海城区交通図」(部分)の上に、2012年当時の[14]路の北側部分の経路を記入しました。⑩~⑪の区間は、下りが海寧路、上りが武進路をそれぞれ通ります。⑩の上に「北站」の文字が見えますが、[14]路は1926年に、この「北火車站」まで延長されました。
戦後の主な延伸は、ごく最近の出来事です。1983年に打虎山路、1999年に本溪路まで開通し、2001年の8月に現在の江浦路/中山北二路に到達しています。打虎山路と本溪路に一方通行区間がありますが、これらはいずれもかつて終点だった時代のループ線がそのまま上下別線として使われているものです。

上海14路   Shanghai trolleybus route 14
⑩ Wujin Lu/ Henan Beilu

武進路/河南北路の交差点です。上りの[14]路は画面後方から武進路を走って来て、ここで左折して河南北路に出ます。


(2015/7/22)

上海14路   同上地点を反対側から撮影しています。背景に赤煉瓦の石庫門住宅が見えます。ここから先の武進路周辺は、変貌を遂げる上海の中でも珍しく再開発の手があまり入ってない地区です。

上海14路   武進路から出てきて河南北路へ左折するところです。戦前の終点、北火車站は画面の左に位置し、ここはほとんどその駅前に該当します。

※北火車站は1909年に開業した旧上海駅です。上海には南站もありますので、北站と呼ばれました。1987年に現在の上海駅が出来るまで、ここ武進路一帯が上海の玄関口だったことになります。

上海武進路   その北火車站が終点だった頃の遺構が、河南北路から一筋東にある羅浮路(Luofu Lu)に残っています。狭い路地に今でもトロリー線が張り巡らされたままになっていて、小さなループを形成しています。
写真の手前、左右方向が武進路です。

 
上海14路   上掲の場所で撮影した武進路側の様子です。
90年代の地図を見ると[14]路は上り下りとも武進路を経由していますが、海寧路が幹線道路として大幅に拡幅されてからは、上り線のみの運行となっています。

 
上海14路   ⑪ Wujin Lu ( near Wusong Lu)

上掲から武進路を東に進み、呉淞路交差点の手前まで来ました。道路の南側で、お洒落な洋館風の建物を見つけました。

 
上海14路   上掲の場所で西方向を振り向いて見ています。後方の青いビルは盛邦国際大廈で、地下鉄10号線の四川北路駅があります。レトロな建物が並んでいる地区ですが、徐々に開発の波が押し寄せています。
上海14路   ⑫ Liaoyuan Xilu/Dalian Lu

次にご紹介するのは、和平公園の東です。下りルートは、左折して広い大連路に入ります。写真は丁度新港路から出てきたところで、右が北方向です。


(2015/7/21)
上海14路   上掲の場所で東側を振り向いたところです。上りの[14]路はこの交差点を東から西へ直進します。
2014年に導入された青年汽車製の新型トロリーバスを、[14]路でも多数見かけるようになりました。

 
上海14路   大連路の交差点から東へ入った遼源西路です。並木の美しい街路が続いています。


上海14路 上りの[14]路が、打虎山路から遼源西路へ右折するところです。1999年までは打虎山路が終点でしたので、この上り線が終点の転回用ループになっていました。


 上海14路   ⑬ Jiangpu Lu/Zhongshan Beier Lu

北の終点、江浦路/中山北二路です。江浦路が背景にある内環高架路と交差する手前にターミナルがあります。


(2010/7/24)

 上海14路   ターミナルのある江浦路です。片側3車線の比較的広い通りですが、90年代の地図には載ってません。トロリーバスの開通とともに、住宅地として開発された模様です。

 上海14路   青年汽車製の新車が投入されたことで、今まで[14]路の主力であった杭州長江客車製車両HZGWG100Kが少なくなっています。
以下は、その車内の写真です。
最後列の席から前方の低床部分を見ています。

 
 上海14路   こちらは後方の様子です。後部座席はひな壇になっていて、4列、17席があります。左に降車扉がありますが、完全な低床構造ではなく、小さい段差があります。右の黄色い3席は優先座席です。

 上海14路   HZGWG100Kの運転席です。足下は、アクセルとブレーキペダルだけで、非常にシンプルな作りになっています。
右にある稲妻マークの機器は、ICカード読み取り機です。上海では、1999年から地下鉄と共通の公共交通カードが使われています。地下鉄の駅窓口でチャージして使います。
上海交通カード


References:
https://zh.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E6%B5%
B7%E5%85%AC%E4%BA%A414%E8%B7%AF
http://www.shtong.gov.cn/node2/node2245/node4516/
node55031/node55107/node55123/userobject1ai42388.htmll 


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