2002年, 最後の旧型連接バス |
上海/ 中国 |
撮影: 2002/10, 制作: 2014/11, 改訂: 2019/12 |
初めて上海を訪れてから15年が経ちました。この間、なかなか再訪するチャンスがなく、2002年になってやっと2度目の上海訪問が実現しました。鄧小平の改革開放政策が一定の成果を上げ、街並や人々の服装などすべてが様変わりしていました。車両もすっかり新しくなっていましたが、[21]路であの懐かしい連接トロリーバスを見ることが出来ました。 |
Shanghai trolleybus in 2002, articulated type Beijing Xilu 北京西路から常徳路に進入する連接トロリーバスの[21]路です。 この系統は市の中心部・静安寺と、虹口区の北にある豊鎮路とを結んでいます。 |
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Yu'yuanlu 静安寺の北側に、常徳路~愚園路~膠州路を通る一方循環のループがありました。 |
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上掲の左方向、愚園路に入るところです。 |
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Jing'an Si Terminal [21]路の静安寺ターミナルは、膠州路にありました。現在は新築されたターミナルビルに機能が移転しています。 車両は上海客車製のSK562GPです。以前見かけたSK561GFと比べると近代化されたスタイルをしています。 |
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「无人售票」(無人切符販売)と書いてあります。こんな大きな車両がワンマンで運転されていました。 [21]路は2005年1月にディーゼル化され、上海の連接バスは全滅しました。 ※12年後の2017年に、新しい連接バスが[71]路に復活しました。 |
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[21]路には連接式でない普通の車両も走っていました。1990年代を代表する上海客車のSK5105GPです。 |
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Jing'an Si SK5105GPには運転席横に縦長の視認窓があります。この形が、いすゞのLV系を連想させます。 静安寺の交差点を南に向けて走るところです。 |
同じく静安寺交差点を北に向かう[15]路です。当時[15]路の車両は大部分がこのSK5105GPでした。 |
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Yan'an Zhonglu SK5105GPの屋根回りです。クーラーはありません。 延安中路の歩道橋から撮影しました。 |
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Huashan Lu 延安中路の南にある華山路のバス停です。[15]路はこの先、上海体育館へ進みます。 |
Jing'an Si 静安寺の交差点では南京西路を走る[20]路も見ることが出来ます。車両はSK5105GPをモデルチェンジしたSK5115GP-3、上海客車製です。 |
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静安寺交差点から東側、南京西路を望んでいます。寺の後方では九百城市広場の商業施設が建設中です。 2002年から上海客車製のバスは瑞Volvoとの合弁会社である申沃客車(Sunwin)で生産されるようになりました。その新車、SWB5105KGP-3が[20]路に登場した直後の「撮れたて」写真です。 |
「上海城市交通図」(部分) 2002年, 上海科学技術出版社発行 静安寺周辺です。鉄道の記号は上が地下鉄2号線、下が1号線でいずれも地下を走っています。静安寺駅北側に[21]路の起点を示すマークが見えます。[21]路は、ここから北東に延びる北京西路を走っていました。 [15]路は広い北京西路から南へ曲がり、静安公園の西を通って常熟路から宝庆路へ向かいます。また静安公園の北の南京西路(地下鉄の上)を[20]路が走っています。 |