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MERCATOR 〔世界地図メルカトル〕 (2012/02/12) |
■ 更新履歴 |
2012/02/12 Version 1.62
過去の更新履歴はこちら
■ MERCATORとは |
Mercator(“メルカトル”と読んでください)とは、16世紀のオランダで活躍した地図製作者の名前です。それまでの学術的あるいは芸術的な世界図に代わって、航海の安全を目的に実用的な地図投影法を開発するとともに、銅板印刷を駆使した世界地図帳を出版し幅広く普及させることにも努めました。
PTOLEMYでは、高度な投影変換が可能ですが、設定する項目が多く、投影変換にはかなりの時間を要します。またシステムが複雑なため、初心者にはやや敷居が高いかも知れません。そこで地図ビューワーとしての性能を維持したまま、難解な部分を極力排除し、すばやく手軽に扱えるようにしたMERCATORを開発しました。投影変換については正軸法に限定しましたが、25種の図法を超高速表示できる点は、PTOLEMYにはない特色です。地図データファイルは PTOLEMY用のものを読むことができ、表現力は同じです。斜軸法など特殊な投影をするのでなければ、地図画像を生成する能力は同等です。
■ こんな地図を作ることができます |
「図式ライブラリ機能」を使うと、地図記号全体の図式を簡単に変更できます。
「海底地形図」と「世界地形図」を重ねてみました。フォトレタッチソフトでやや渋めの色調に変換してサイズを縮小しています。
もちろん白地図も作れます。
ヨーロッパを中心にアルベルス正積円錐図法で投影したところ。面積が正しくなるように緯線間隔が補正されています。
「地図ギャラリー」もご覧ください。
■ 主な特徴 |
(図:ワグネル図法で投影した地図上で、東京−パリ−ニューヨーク間を測量したところ。大圏コースが地図上に描かれ、総延長と面積が表示される)
(図:事象ごとに描画属性などを設定できる)
機能限定版であるMERCATORには以下の制約があります。これらを必要とするときは、フル機能版のPTOLEMYを選択してください。
■ 実行中の画面 |
(図:ボンヌ図法で全世界を描くとこんな不思議な形になります)
■ 使ってみよう |
MERCATORを使ってみたくなりましたか? 入手は簡単です。オンラインソフトですから、ダウンロードページでボタンをクリックするだけであなたのパソコンにコピーされます。あとは指示どおりにインストールすればすぐに使えます。なおWindows専用です。Macユーザーの方、ごめんなさい。
■ フリーウェアに変更しました (Ver.1.50) |
バージョン1.41までは有料としていましたが、PTOLEMYの機能を向上させた結果、MERCATORとの格差が広がってしまいましたので、無料に変更することにしました。そのかわりに印刷機能と画像ファイル保存機能を削除しています。サポートについても手間のかかるご相談には応じられない場合があります。
すでにユーザー登録されている方には、ご不満もあるかと存じますが、どうかご理解ください。今後も世界地図ソフトウェアをご利用になる場合は3つの選択肢があります。