jun のアフリカ写真集


jun のアフリカ写真集 その1


2005年1月1日




南アフリカ共和国の玄関口、ヨハネスブルグに到着。搭乗機はシンガポール発のSQ405便、シンガポールからの飛行時間は12時間、ここはアフリカ一治安の悪いところと聞いていたため、 入国せず。しかしながら、乗り継ぎ便の英国航空コードシェアー便のチケットが発券してもらえなかった。ナミビアの代理店にお金は払ったものの、代理店から航空会社に支払われておらず、 速攻で国際電話でクレーム。すぐ処理しますと、待たされること4時間。さすがアフリカ、幸先の良い?スタートだった。

この写真は、その4時間待たされている間に、空港から初めて見た南アフリカ航空の機体を撮影。




名古屋を出たのが1月1日朝6時前。途中シンガポール・ヨハネスブルグで乗り換え、最初の宿泊地に着いたのは、日本時間にして1月3日のAM3時。ここまで45時間の長旅だった。 今回は航空会社からの招待航空券だった。現地ナミビアでは1月3日の朝を迎えたところ。首都ウィンドフックから、さらにナミブ砂漠へ足を伸ばすため、紙ヒコーキのような乗り物に搭乗。




彼女がパイロット、搭乗時に諸注意を受ける。窓から手を出さない。ヒコーキを揺らさない。まだまだ他にもあったが、一通りの注意のあと渡されたのが水色のビニール袋。 何のためかって?観光バスの座席ポケットにあるものと同じ。いよいよ出発、機長一人、スチュワーデスなし、乗客私のみ。




けたたましい音と、激しく左右に揺れながら、かろうじて離陸成功。滑走路の舗装のせいか、こんな不安定な離陸は、もうかんべんしてーといった感じ。 このとき、着陸滑走路が舗装していないデコボコ道だなんて、よもや想像もしていない。離陸後数十秒で水平飛行、この景色を眺め、それまでの恐怖心がかき消される。




1月、つまり南半球では夏であるため、川という川は干からびている。荒涼たる大地を一路ナミブ砂漠に向けて紙ヒコーキは飛び続ける。




変化のない大地を鳥のように飛んでいたら、突然丘陵地帯を発見。今まで映像でしか見たことのなかった世界を、こうして自分の目で見ていることに改めて感動する。




ナミブ砂漠最深部は、アプリコット色をしていると聞いていた。遠くにかすむ平原が、どことなく淡いピンク色をしている。確かに飛べば飛ぶほど、大地の色が変化してきている。 アプリコット色の、まだ見たこともない砂漠に思いを膨らませ、紙ヒコーキは元気よく飛び続ける。


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