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あみの2007年の旅・レポート  ティダ・イサーン


北と東はメコン川を隔てて「ラオス」と,南は「カンボジア」と国境を接するタイ東北部は,「イサーン」と呼ばれます。 「イサーン」は、タイ国土の3分の1ほどの面積を占め、タイ76県中19県が「イサーン」に属します。標高数100メートルの台地(コラート高原)で,ほとんどの地域が山間部になります。 「イサーン」は、土地が農業に適さないため、その平均所得は他のタイの地域に比べて低く、農閑期にはバンコク等へ出稼ぎに出る人たちも多い。バンコクのタクシー運転手やレストランのウエイトレスの大半が「イサーン」出身者であると言われています。 その出稼ぎの「イサーン」出身者に「イサーン」料理を提供するレストランがバンコクにあります。その一つが「ティダ・イサーン(Tida Esarn Restaurant)」。 「イサーン」料理は、他のタイ料理と比べてさらにスパイシーです。


その「ティダ・イサーン」がバンコクでの宿泊ホテル「プルマン・バンコク・キング・パワー」から歩いて数分のところにありました。で、さっそく行って来ました(2007年12月22日)。 BTSのビクトリー・モニュメント駅からなら、駅2番出口を出て、パヤタイ駅方面に少し歩き左に折れると、ランナム通りがあります。 そこに入ってすぐの左側の並びにあります。


「イサーン」料理と言えば、まず「ソムタム」でしょう。「ソムタム」は、熟れていないパパイヤを数種類の調味料で和えたサラダです。 細く切った青パパイヤを、ミニトマト、生ニンニク、ナムプラー、唐辛子、ライム、椰子糖、タマリンド、干しエビ、炒りピーナッツなどで和えてあります。美味しい、でも辛〜い!


ミックス野菜の澄んだスープです。これも美味しい。野菜好きの夫が「お!これはいいね。」と感想。夫が殆どを食べてしまいました。


いままでタイ米に対する印象はいいものではなったのですが、このチャーハンでそれが誤りだとわかりました。タイ米でも美味しいものはあるのだということが実感です。美味しかった。


牛肉とハーブのさっぱり和え。辛いのだけれども味のバランスがよく、私は辛いものが苦手な筈なのですが、つい最後まで食べてしまいました。


この「豚ののど肉の焼き物」は、珍味でこりこりとした食感。美味しかった。夫の関心は引かなかったのですが、健人のお気に入りになりました。ペロッと平らげてしまいました。


一昨日の夜、イサーン料理のレストラン「ティダ・イサーン」で夕食をとりました。 昨日は、トンローの屋台街で夕食をとって、それはそれなりに美味しかったのですが、きょう(2007年12月24日)の昼食は「ティダ・イサーン」に舞い戻って来ました。 宿泊ホテルは、ナナにある「ベル・エア・プリンセス」に移動してしまっていたのですが、BTSの1 DAY TICKETを購入して、やって来ました。 前回、非常に辛かったけれども、とても美味しかったので、再訪です。きょうは別メニューに挑戦です。化学調味料を使っていないお味で、気に入りました。


まずは、サラダ。この「揚げナマズのマンゴーサラダ添え」、夫は「この揚げナマズ、食べにくい。」、健人は「カリカリしていて美味しい。」。意見が分かれ、健人の前に皿は移動。マンゴーサラダだけが夫の口に運ばれていました。「イサーン」料理の魚は、川魚が中心。骨が食べにくさの原因になっているのかも知れません。


この「鶏肉のカシューナッツ炒め」は、中華料理に似て、馴染みのあるお味。全員でつついてあっという間になくなってしまいました。


これも、美味しい。でも、辛い。


もち米をとりました。イサーン料理にもち米は欠かせないと言います。確かに、この甘さは、辛さを薄める役目をしますね。美味しかった。辛い料理にはこのもち米は欠かせないのかも。辛い!と叫びながら、他の料理を食べていた健人にほとんどを取られてしまいました。


バンコクには幾度か来ていたのですが、ここに来なかったのは失敗でした。バンコクに来たら、また別のメニューに挑戦して、食べ尽くすぞ〜。

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