帝国千戦記(千夜の夢)感想


 PC版感想をこちらにまとめてみましたー。とはいっても、PS2版であらかた語ってしまったので、相違点だけですが。PC版は全年齢対象版に追加ディスクをインストールする事によって18禁BLゲームになります。千夜の夢がそれなんですが、追加ディスクを後から入れるとデータがなくなるらしいので、結城は最初から追加ディスクを入れた状態でプレイしました。
 注意点としては千夜の夢には全年齢対象の純愛ルートにエロありルートが追加されているんですが、その他に鬼畜ルートがある事です。凌辱系が苦手な人にはかなり痛い仕様となっています。結城も苦手なので痛かったですが(泣)、フルコンプのために頑張りました。無理ならさくっと飛ばしましょう!

 PC版購入のきっかけはPCを買ったのがまず第一ですが、廉価版が発売され、帝千やった方の感想に「貴沙烙の本当の魅力はPC版をやらないと判らない」とあったのを読んだので。貴青スキーとしてはこれはやっておかねばなるまい!と思いました(笑)。それで、PC購入後、早速買ってインストールしたのですが、初めて買ったPCゲームが18禁BLって……欲望に忠実な結城(笑)。結城のPCはノート型でVistaなんですが、セキュリティが厳しいらしくインストールに手間取りました。ゲームをインストールする度に「発行元が不明で目的が判らないプログラム」扱いされるので、18禁BLだけに苦笑いしました。
 オープニングですが、何故か出張る氷霧(笑)。全年齢対象のを見てないのでそちらは判らないのですが(PS2版と同じかとは思いますが)、氷霧がメインだと勘違いしそうです。思い切りBADのスチルを使った構成に、やはり、「何でこのスチル?」と突っ込んでしまう結城です(笑)。そして、またもや兄貴の死亡シーンを見たのですが、「矢がちゃんと刺さってる!」と思わず呟きました。暗殺のシーンでも剣が刺さっていたので、やはり、PS2版だと規制があるんだろうな、と思ってみたり。そういえば素朴な疑問なんですけれど、兄貴に刺さっていた矢が思ってたよりも大きいのですが、あのサイズの矢って一人で引けるんでしょうか…?弓に詳しくないので判らないんですが(汗)、大きめに描いてあるんでしょうか…うーん。いや、どうでもいい話ですが(苦笑)。
 そういえば、どこかのサイト様で読んだと思うのですが(うろ覚え)「青樺があんな工事現場にいて、何も手を出されてないなんて不思議。兄貴達がその辺は守っていたんだろうか」との言葉に「いや、それは全く考えつかなかったよ! そうか、同人女ならそこまで考えなきゃいけないものなのかー。私もまだまだ甘かったわ!」と思った結城(笑)。Yさんにそう話したところ、「確かにBLであの設定じゃありそうですけど、そこまで目指したくないです(笑)」と言われました。いや、目指してる訳ではないのですが(笑)。
 それでは個別に感想を書いていきますー。受け’sはまとめてですが(汗)、さらっと流してください。


■貴沙烙→PC版購入理由の貴沙烙をまず攻略しましたー。純愛のH有りルートはPS2版のENDを迎える前に分岐するんですが、更に時間をかけて青樺を落としていく貴沙烙が拝めます。ゆっくり時間をかけて青樺をくどいていく過程に激しく萌えますよ、奥さん! 遊郭ルートとも言うこのルートですが、初めての遊郭でどぎまぎしている青樺が可愛いです。貴沙烙と二人きりにされて、意識してしまう青樺に結局手を出さない貴沙烙に萌え、更に、青樺を庇って怪我をするエピソードでYさんと二人して悶えました…!「貴沙烙って絶対人庇ったりしなそうなのに、それをやられるともうやられますよね!」「もう悶えますよね!」貴沙烙を心配して飛び出してしまう青樺も、焼きもちやいているのに素直になれない青樺も可愛いです。遊郭の麗琳さんが結構おいしいとこを持っていってるように見えます。絶対に二人を見て楽しんでるよね、とYさんと話しました。
 誘惑の香りのエピソードもこちらに入っていたので、より、二人が惹かれあっていく過程が判り易くなっていると思われます。エロもラブラブで、スチルも綺麗です。追加ディスクは後から描かれたのか、ちょっとむちむち(笑)な感じになってますが、可愛いので問題なしです(笑)。出会って三年目でようやく口説き落としてお初(笑)にこぎつけた貴沙烙に、よく我慢したよ、貴沙烙、と誉めてあげたくなりました(笑)。エンディングもラブくて幸せそうなんですが、貴族の常識っていったい……というか、風呂ではもうしてるんですね、はい。
 貴沙烙の鬼畜ルートは何かそれでも幸せそうな気がしているのは結城だけでしょうか。貴沙烙は強引ですが、元々青樺が望んだ事ですし、何より、他のと違って死人が出ません。仮面貴沙烙には笑いましたが。


■朱緋真・李琉瞬・氷霧→お次は受け三人組です。主人公攻めが駄目な結城にはとっても辛い三連続でした…。とりあえず、コンプのために頑張りましたが、とにかく、鬼畜ルートが痛いです。死にそうになりながら「貴沙烙、助けてー」と呪文のように呟いてました←危ない人。青樺攻めの鬼畜ルートはとにかく青樺が別人で怖いです(汗)。「違うよ、青樺はこんな子じゃなかったはず」と思う事しばしば。氷霧の鬼畜ルートを見て「子育てと仕事の両立に疲れ果てたシングルマザーがまとわりついてくる子供につい手をあげてしまう感じ」と例えてYさんに説明したら「それって最低なんじゃあ」と返されましたー。青樺がそうなってしまう気持ちも判らなくはないんですが、痛いです。
 純愛ルートはやはりラブくてほっとします。でも、個人的にこの三人は友情の方が……(汗)。


■孟元堅→お次は元堅です。元堅の性格的にどうやって、青樺に手を出すんだろうと思っていたんですが……いきなり襲っちゃ駄目だよ、元堅!「え、どうして、いきなり? いつの間にそんな気になったんだ、元堅」と言う結城に、「やっぱり、笑顔にやられたのでは?」と返したYさん。いや、本人も笑顔にやられたと後に告白してますが、海でいきなりって……青樺が哀れです。基本的にはエロなしと同じストーリーですが、二人の気持ちがこちらの方が丁寧に描かれている気がします。戸惑いながらもお互いが大切な存在だと判るまでが自然です。エロも2回目はラブいですし(笑)。そして、また貴沙烙がいいポジションな気がします(笑)。貴沙烙には本当に隠し事が出来ない模様。
 個人的にはエロなしのENDの方が好きだったりします。スチルも話的にも。ただ、話の流れ的にエロありの後がなしの方へ続く感じなので、混ぜて考えたいです(笑)。鬼畜ルートの方は、元堅に鬼畜は無理だろ、と思っていたら、そうきたか、という感じです。痛いので、痛いのが駄目な方は避けた方が無難です(泣)。


■燕旺珂→お次は旺珂です。基本的に旺珂ルートはエロなしとありのルートがほぼ同じなので特に追記がありません(汗)。ただ、鬼畜ルートが他と違って凌辱というよりも悲恋になってます。ほんのちょっと間違えただけなのに、見事にすれ違ってしまったカップルという感じです。「まあ、旺珂と青樺じゃ言葉足りないのは仕方ないですよねー」とYさんと二人で納得です。切なくて泣ける感じです。
 そして、やはり、おまけルートが好きな結城。PS2版と同じですが、ヴォイスが入ってないのが不思議でした。何故なんでしょう…?


■史鋭慶→ラストは史鋭慶です。こちらもあまりストーリーに変わりはなく、メインは「ザ・引きこもり生活」です。ただ、エロありだと「ラブラブ」が追加される感じです(笑)。でも、その分引きこもり生活が長くなるので、史鋭慶のへたれ度がアップする気がします。個人的にエロありの場合の方が、青樺を選んだ感が増加されてる気がするのですが、やはり、もっと早く立ち直ろうよ、と突っ込みたくなります。エロシーンは史鋭慶の独占欲がよく表れてると思いますが、ラブいとも思います。青樺が初めてと聞いて、史鋭慶が嬉しそうな気がすると思ったのは気のせいではないはず。とりあえず、青樺が幸せならいいかと(笑)。
 鬼畜ルートに関しては、凌辱というより、「引きこもりバカップル」な感じが。史鋭慶が独占欲剥き出しに…というか、暴走させてます。それでいいのか、青樺…。後ろ向きなのである意味痛いENDですが。とりあえず活け花には「ここ、笑うとこですか…?」「笑うとこだと思います」と頷き合いました。


 その他にも陳王高に捕まるENDがあるのですが、これも痛いです(泣)。そのルートで青樺は雪肌だという事が判るのですが、それをYさんに言ったところ、「肉体労働してて、その後、訓練して戦ってるんだから、むしろ焼けてないとおかしいのでは?」と突っ込まれました。「きっと、東北生まれで色白美人なんですよ」と返した結城←東北ってどこだよ……。スチル見てますと、貴沙烙の方が白い感じですが、貴族の出なら白くても仕方ないかと納得する事にしました(笑)。肌色といって気になるのは旺珂ですが←あれは雰囲気に合わせて色落としてたらああなってしまったらしいですねー。
 鬼畜凌辱系は痛いですが、純愛ルートがそれを補って余りあるので、PC版もプレイしてみてください。是非に貴青を!(笑)




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