2015年9月21,22日

剱岳(早月尾根ピストン)


<1日目>番場島~早月小屋

 前泊した魚津市のホテルを朝4時にチェックアウトし、5時に番場島に到着。 番場島荘より下の駐車場は空いていましたが、いつものなまけ癖というか、できるだけ歩きたくないわけで登山口に近い所で空きを探す。 初めて来る場所のうえにまだ暗いのでどこへ車を止められるかわからずモタモタ。

 車は大窓/小窓、池の谷、赤谷方面へ行く分岐道前に止めることができました。比較的、早月尾根登山口に近いところです。 ここから見えるキャンプサイトの小屋がトイレでした。 キャンプサイトが意外に広く水場がどこにあるのかよくわかりませんでしたので、前日に魚津駅で名水を汲んでおいて正解でした(トイレに手洗い水道はあります。でも私はトイレの水道水を飲む気にはなれません)。








 「一般車両はここまで」の最上部の様子です。さすがシルバーウィークってな感じの混み具合です。






 さあ、いよいよ初めての剱岳登山の始まりです。 今まで行きたいとは思っていましたが、室堂か宇奈月から入山する面倒くさいルートしか知らなかったため諦めていましたが 早月尾根なら1泊2日で可能と知り、ここを今年のターゲットにしてきました。

 8年ぶりにテント山行を再開しばかりで無謀な希望と思いつつも、今年の八ヶ岳真教寺尾根の岩場、ブナ立て尾根の急登、 烏帽子小屋~船窪小屋~七倉山荘の11時間の歩行はこの早月尾根剱岳山行のためだったわけです。








 6:00、登山開始!!






 6:40、標高1,000mのベンチの設置された小広いところに。








 池ノ谷方面でしょうか。少し高曇りな天気が不気味さを感じさせました。






 ナナカマド?実が赤く色付いています。 登っては平坦、登っては平坦の繰り返しで、登り一辺倒との想像とは異なるルートでした。アップダウンも少なく以外に登りやすいルートでした。






 7:20、標高1,200m地点。






 7:50、標高1,400m地点。写真が曲がっているのではなく、道標が曲がって設置されてます。






 振り返ると下界が見えます。下界は晴天で暑そうです。






8:00、標高1,600m地点。早月小屋まであと600m差か、なげえなあ(甲州弁で長いなという意味)。






 8:40、標高1,800m地点。 早月小屋までは景色が無いとは聞いてたけど地元南アルプスも森林限界が高いから同じだね。 この前行ったブナ立て尾根、七倉尾根も同じ。






 9:00、おそらく地図で言うところの標高1920m地点。「山」と彫られた面の裏面に標高らしき文字が刻まれていたけど風化で読み取れませんでした。








 9:40、標高2,000m地点。番場島にたくさん車があった割には人は少ないし、景色は無いし、もう花も終わってるし、こんなことしか書くことないんですよね。 あと1ピッチで早月小屋!






 9:50、池が2つ。それとも池塘というべきなのでしょうか。水面に何か小魚のようなものがたくさん泳いでました。 どうもサンショウウオのようです。冷池山荘横の池でもサンショウウオがいましたが、なぜこのような厳しい環境に生息するのでしょう? 餌が豊富とは思えませんし、外敵は鳥くらいしかいないのかな。








 もう9月も下旬なので当然ですが紅葉が始まっています。ガスってきました・・・・・・・・






 10:20、早月小屋に到着!上側の写真は小屋すぐ近くのヘリポートらしきところから撮ったのですが霧に隠れて小屋がはっきり見えません。 地図上のコースタイム5時間半を1時間短縮して4時間20分で着きました。今年最初の爺ケ岳山行時のヘロヘロ状態に比べたらうれしいかぎりです。








 まだ10:30というのに天場は結構混んでします。でも実は今朝剱岳に向かった人達のテントも多いので、このあと撤収して下山する人が多かったです。 小屋の公称「10張り」の天場ですが全部4人用テントだったとしても20から30張りのスペースはあるかと思います。

 下山してきた人に聞いてみました、上の様子はどうかと。その方は8:30ころ登頂していい眺めだったけどすぐにガスが湧いてきてこんな感じになったとのこと。 私はこの日に登頂し、明日は早めの下山、そのあとホタルイカミュージアムとか富山観光を考えていましたがこの日はあきらめて明日の天候回復に期待しました。 とはいうものの暇つぶしは昼寝しかすることがありません。その昼寝の最中に雨が降ったそうです。 「結構降りましたよね」なんて隣のテントの人が言いましたが全く知りませんでした。確かにテントは少し濡れていました。テント入口は開けっ放しでした。








 17:30ころからガスが下がり始め、ご覧のようにやっと景色が見えるようになりました。 荒々しい尾根も、夕日もすばらしかったです。もうこの時点で明朝は晴天が約束されたと確信しました。












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