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オリーブオイルとは?
オリーブオイルについての知識をここで少しご紹介いたします。
 
【オリーブオイルとは】
  100%オリーブの実から採った油しかオリーブオイルとは呼びません。
オリーブオイルの国際規格は厳密で「オリーブ樹の果実だけから採取した油で、溶剤を使用したり再エステル化処理によって得られた油ならびに他のいかなる種類の油も一切含まない油」と定義されています。
 
【オリーブオイルの種類】
オリーブオイルは大きく分けて3種類あります。
  1. バージン・オリーブオイル 機械的方法だけで採油したオイルです。官能検査や酸度の違いによって「エクストラバージン」「バージン」「オディナリーバージン」に区別されます。エクストラバージンの酸度1.0%以下と定められています。
 
  2. 精製オリーブオイル バージン・オリーブオイルでも、ある種の感覚刺激性や酸度の高いものがあります。この強い感覚刺激性や高い酸度を精製処理で取り除いたのが精製オリーブオイルです。
 
  3. オリーブオイル バージン・オリーブオイルと精製オリーブオイルをブレンドしたオイルです。通常「ピュアオリーブオイル」と呼ばれ、酸度 は1.5%以下です。
 
【オリーブの栽培と摘み取り】
  オリーブ樹は地中海地方を中心に栽培されています。 樹齢(500年を越すものもある)、品種、土地の状況などに応じて、新しい技術を取り入れた 適切な栽培管理が行われています。 地域によって異なりますが、北半球では5月から6月の間に花が開きます。グリーンオリーブスは9月末から11月初めに、ライプオリーブスは11月から3月にかけて 収穫します。果実は傷つきやすいので、摘み取りには細心の注意が払われます。やはり摘み取りには手摘みが最適です。
 
【オリーブオイル豆知識】
  諸 説がありますが、オリーブ樹の栽培の歴史は紀元前3000〜2000年に 地中海沿岸地方で始まったと言われています。古代ギリシア・ローマ文化圏では、オリーブオイルは食用、灯火、医薬、化粧、さらには祭儀に使用されるため、 第一級の生活必需品とされました。またオリーブ樹は、果実からとる油が食料となることから「豊饒」や「力」の象徴となってきました。古代ギリシアではオ リーブは、知恵と学芸を司る女神アテナの木とされました。また旧約聖書で、ノアの洪水の後、ハトがくわえてきたオリーブの枝は平和の象徴とされています。
 
【オリーブオイルと健康】
  オリーブオイルが人体に無害であることは、地中海地方で数千年にわたり 食用に使われてきたことからも明らかです。また、一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)を初めとするオリーブオイルの成分の医学的効用が 科学的に証明されてきています。とくにバージンオイルは、オリーブの果肉から絞られたままの「ジュース」であることから 各種微量成分をそのまま残しており、そうした成分が画期的な医学的有効性を持つことも 確認されつつあります。
  ○ 胃腸にやさしい オリーブオイルは胃に最も負担をかけない油脂であることが、他の食用油との 比較研究によって明らかにされています。また、胃炎および胃・十二指腸潰瘍の改善に 効果を発揮するという研究成果も報告されています。さらに、朝の空腹時にスプーン1、 2杯のオリーブオイルを摂れば慢性便秘の解消に役立ちます。
 
  ○ 消化・吸収を助ける 食物栄養の消化・吸収には肝臓で作られた胆汁が使われます。胆汁は胆嚢によって胆管から十二指腸に送られますが、オリーブオイルは胆嚢と胆管の 運動を刺激することによって、消化・吸収を促進するうえ、胆石を予防する効果が あることも指摘されています。
 
  ○ 子供の健全な成長に
  役立つ
オレイン酸は子供の骨格の発育および骨のミネラル化(骨組織へのカルシウムの沈着) を促進します。また、乳児の栄養においてリノール酸とリノレン酸のバランスが崩れると 脳組織の発達などに悪影響がありますが、オリーブオイル中の両脂肪酸の構成比は 乳児の理想的な栄養食物である母乳に似通っているため、離乳食に安心して使用できます。
 
  ○ 老化を防止する オリーブオイルにはリノール酸、リノレン酸、抗酸化物質がバランス良く含まれているため、 老人性痴呆症や皮膚の老化の予防になります。またオレイン酸が骨からのカルシウム喪失を抑制するため、骨粗しょう症の予防にもなります。さらに、最も消化・吸収されやすい油脂であることから、消化器官の機能が低下した高齢者でも ビタミン、ミネラルなどの栄養素を容易に吸収できます。
 
  ○ 動脈硬化を予防する オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸は、いわゆる悪玉コレステロール値を下げ、 善玉コレステロール値を下げて脈硬化を予防します。また、バージンオイル中のビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化物質も動脈硬化を防止します。したがってオリーブオイルの常食により狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などを防ぐことができます。
 
  ○ 糖尿病を改善する 糖 尿病は、膵臓から分泌されるインスリンの作用が不足し、体内で栄養素の利用(代謝)が 正常に行われない状態のことで、脳梗塞や心筋梗塞など様々な合併症の原因となります。インスリンの作用改善のための食事療法では、一般に脂肪の総量を減ら すことが奨励されていますが、最近の研究では、オレイン酸を中心として比較的高いレベルで脂肪を摂るほうが 効果的であり、患者にも受け入れられやすいとされています。
 
  ○ さらに進むオリーブオイル
  の研究
オリーブオイルの医学的効用についての研究は世界的な規模で進められています。最近では乳癌の予防効果に関する研究成果も発表されています。
 
  ○ オリーブオイルの主要成分 ★鹸化性成分(99.8%)の脂肪酸組成
 一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)          72%                            
 多価不飽和脂肪酸(リノール酸、リノレン酸) 12%
 飽和脂肪酸(パルミチン酸、ステアリン酸)  14%
★不鹸化性成分(0.2%)に含まれる主な抗酸化物質
 トコフェロール(ビタミンE)  100mg/kg
 ポリフェノール        300mg/kg                                 
 
【オリーブオイルQ&A】
  Q: オリーブオイルはどれも同じ味ですか?
  A: オリーブ樹の品種や育った地域の土壌、気候などによって、オリーブオイルの風味、色合い、香りは異なります。これがオリーブオイルが他の植物油と違うユニークな点です。例えば風味は一般的に「軽い」「マイルド」「セミ・フルーティー」「フルーティー」などに分けられます。
 
  Q: エクストラバージン・オリーブオイルとオリーブオイル(ピュア)とは何が違うのですか?
  A: バー ジンオリーブオイルの中でも酸度が1%以下で、官能検査によって味、香り、食感などに欠陥がなく、かつ好ましい風味を有すると認められたものが「エクスト ラバージン」と呼ばれています。いわゆるピュアオリーブオイルは、バージンオイルを精製オリーブオイルと混和することによってマイルドにしたものです。
 
  Q: 料理によってどのように使い分けたら良いのでしょうか?
  A: 一般的に高温で調理する揚げ物や炒め物、オーブン料理などには「オリーブオイル(ピュア)」を、料理の仕上げやサラダなどには「エクストラバージン」を使います。これは高温で調理すると「エクストラバージン」独特の風味が失われてしまうためです。
 
  Q: オリーブオイルはどのくらいもつのですか?
  A: 適切な方法で保存すれば他の植物油より長くもちます。密封したままで冷暗所に保管すれば2年は大丈夫です。開封後も使うたびに固く栓を閉めて冷暗所に保管すれば、品質を長く保つことができます。
 
  Q: スーパーの棚で白く濁ったオリーブオイルを見かけたのですが?
  A: オリーブオイルは気温が10度を切ると、白濁・凝固することがありますが、常温に戻すと濁りは消えます。オリーブオイルが自然食品であることを示す現象であり、白濁・凝固を繰り返しても品質が悪くなることはありません。
 
  Q: スキンケアに使えると聞いたのですが?
  A: 古 代エジプトやギリシア・ローマ時代から皮膚の乾燥やかゆみを防止する目的で使われています。また、香水や石鹸の材料としても長い歴史があります。顔の皮膚 の衰えや荒れの防止に効果があることも良く知られています。最近では、顔にホットタオルで蒸した後、オリーブオイルでマッサージすると毛穴の汚れがよく落 ちると評判です。(お肌にあわない場合は使用を中止してください。)
 
  Q: 揚げ油としても使えるのですか?
  A: 安定性に優れているため、揚げ油として高温で使用しても有害物質を形成することはありません。一定温度(180度)で調理し、その都度ろ過して不純物を取り除けば、10回以上使用してもオリーブオイルの栄養特性が損なわれることはありません。
 
  Q: オリーブオイルで痩せられると聞いたのですが?
  A: 他の植物油と同じく、1グラム当たり9キロカロリーありますので、オリーブオイルを摂取したために痩せるということはありません。健康という観点からは、動物性脂肪の摂取を控え、その分のカロリーをオリーブオイルで補うことが薦められます。
 
 
以上、IOOC(国際オリーブオイル理事会)「Olive Oil」より転記

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