樋口さん関係の記事が掲載された書籍・雑誌・新聞、出演した番組の紹介

1970             中三時代
4月号

1970             不明
発行日不明

1970             週刊テレビガイド
5月20日号

1970             週刊セブンティーン
5月26日号
「まい日予備校で猛勉強」











1970             月刊明星>
発行日不明














1970             グラフNHK>
8月15日号

1972              anan>

9月
アンアンジャーナル「どえらいヤツがあらわれた」
※写真は記事の一部






1972              Guts>

9月号
ガッツレポート 20才の音楽マルチ人間…樋口康雄
「ベテランのような自信をもって・・・」
1972              ライトミュージック>

発行日不明
「あのとき」楽譜
1972              新譜ジャーナル>

発行日不明
「あのとき」楽譜
1972              ライトミュージック>

発行日不明。
「ABC/Pico First」アルバムレビュー
1972              女学生の友>
11月号
「”ピコ”がもどってきた・・・」










1972              不明>
発行日不明
「ピコが指揮者に!」





1972              セブンティーン?>

「ピコ・ファンにステキなプレゼントを!」
『あのとき』を聞いた感想を送ると50人にピコのネーム入りTシャツをプレゼント
1972              SNOOPY>

12月号
「不二家ルックチョコレートの歌」楽譜
1972             ライトミュージック>

発行日不明
「ポップス、スクリーン・ミュージック のりにのってる20才のピコ」
1972              新譜ジャーナル>

発行日不明
「あのとき」楽譜
1972              不明>

発行日不明
※フォーク各界諸氏へのアンケート。今年出た新人の中でスーパースターになりそうな
アーティストというところで、ピコの名が挙がっている
1972              新譜ジャーナル

発行日不明
「あのとき」楽譜
1973              不明>

映画「赤い鳥逃げた?」の音楽が今、話題を呼んでいる

1973              新譜ジャーナル?>

発行日不明
「愛情砂漠」楽譜
1973              朝日新聞>

3月26日 夕刊
「ステージ101」から続々巣立つ歌手
1973              不明>

4月4日 朝刊
きょうの番組から「銀座わが町」
1973              グラフNHK>

発行日不明
おたのしみ番組ずらりスタート「銀座わが町」
1973              グラフNHK>

5月15日号
特集「銀座わが町」
1973              週刊プレイボーイ

5月22日号
この音楽人間に注目!「天才と呼ばれる樋口康雄の頭脳構造の特異さ」
1973              不明>

「銀座わが町」 中村玉緒 チャーミングな”お母さん”の素顔
※出演者の写真あり
1973              週刊テレビガイド>

「銀座わが町」(第17回) 謎の青年・五郎役で志垣太郎が登場
※長髪職人・圭太(樋口康雄)をめぐり、大騒動に
1973             週刊テレビガイド>

「銀座わが町」(第18回)離婚した万里子がインチキ”ぎんざ亭”を?
※圭太スト解除?
1973              不明>

新聞
ラテ欄「銀座わが町」ストを解除した?圭太
1973              週刊セブンティーン>

特集「銀座わが町」
みんなに”アイドルくん”ってよばれてるんだ 郷ひろみが登場人物の素顔を紹介
1973              週刊テレビガイド>

「銀座わが町」(第19回)番組中で志垣の髪もバッサリ?!
※圭太最後の出演回
1973             不明>

新聞
ラテ欄「銀座わが町」おとりで髪を切る五郎
1973             週刊テレビガイド>

コミコミコーナー
「別れの午後」
1974             NHKテキスト みんなのうた>

8-9月
遠い海の記憶 (譜面と演奏上の注意)
1975              青年座会報>

11月1日号
<私はルビィ>への期待〜木村重雄〜
1977             週刊明星>

1月9日号

1976              朝日新聞?>

2月2日
再び”乱歩ブーム”!? ラジオ「黒蜥蜴」にどっと反響
1976              毎日新聞?>

3月?
新劇合同公演「桜姫東文章」の記事
1977             週刊女性自身>

8月12・19日 合併特大号

1977              週刊平凡>

9月22日号

1978              週刊明星>

1月30日号

1979              週刊新潮>

7月19日号
タウン
「日本のガーシュイン」は知られざるCM作曲家だった
1980              スクリーン>

4月号臨時増刊
火の鳥2772
「火の鳥」の音楽と作曲家/樋口康雄さんのこと〜河原晶子〜
1980              ブンナよ、木からおりてこい<新版>>

1980.5.15 初版発行
原作 水上勉
脚色 小松幹生
株式会社 新水社
定価680円

1979年初演、81年に中国公演、85年には新版が上演され、東京都優秀児童演劇選定優秀賞、厚生省児童福祉文化賞、第4回芸術祭演劇部門優秀賞など数々の賞を受賞した、樋口氏が音楽を担当した水上勉氏原作の青年座ミュージカル「ブンナよ、木からおりてこい」(新版)のシナリオ本。なんと!樋口氏作曲の「春 五月 青空」(CD『アニタ・カー、PICO、ヤング101』ボーナス・トラックに収録)のメロディー譜が掲載されている。本書はすでに廃刊だが、大手インターネット通販の中古本リストに掲載されており、中古本として入手できる可能性がある。また、都内の図書館で発見したとの報告も受けているので、興味のあるむきは、まずはお近くの図書館をあたってみてはいかがだろうか。
1981             朝日新聞>

7月8日 朝刊
’81 新人・旧人
樋口康雄氏 マルチ音楽
1981              朝日新聞>

7月20日 夕刊
演劇
覇気みなぎる演出 青年座「三文オペラ」
1981              non-no>

7月
青年座 三文オペラ
1983             朝日新聞>

1月18日 夕刊
人 きのうきょう
日本コンビ米で熱演
※1/15アリスタリーホールのコルネット協奏曲の記事
1983              カントリークォーター>

5月号
「音楽の構造」
※文・樋口康雄
1984              音楽現代>

発行日不明
「楕円音楽会って何だ!?」
 1986             CHROMA
  8月号
「アートは人間に与えられた最大のコミュニケーション」
樋口康雄×藤幡正樹 対談











 
1989              東京新聞>

11月4日 夕刊
「盟三五大切」演劇評
1990              朝日新聞

発行日不明
経済だけじゃない日本をアピール
慶応ワグネルOG・OB演奏会
1990              朝日新聞

11月27日 夕刊
西崎緑 「天草の乱」を舞う
能をイメージし演出 現世と来世とを対比
※母・びるぜんまりあ 公演告知
1993              幼児開発
用事開発 1993.7〜9月号
幼児開発協会(現ソニー教育財団幼児開発センター)

「幼児開発」は、1969年10月、「21世紀を担う良い人柄の良い人間を育てよう」という趣旨のもと、ソニーの創設者のひとりである井深大氏によって設立された、財団法人幼児開発協会が発行する雑誌。『井深対談』は、井深氏が各界の著名人を招いて行った対談をまとめた人気連載記事で、樋口氏は上智大学在学中の20歳のとき、『井深対談』の最年少ゲストとして登場、「赤ちゃんのときオルガンを」という12ページにわたる対談記事が掲載された。また、1993年には7月号から9月号にわたる3回連続で、樋口氏をゲストに招いた「直感に導かれて・・・」が掲載されている。





1994              朝日新聞

4月25日 夕刊
ミュージカル 
「ザ・シンギング」 火星人との愛 硬質さ光る芸
1994              日本ロック紀GS編
日本ロック紀GS編
1994.10.25 初版発行
監修 黒沢進
シンコー・ミュージック
定価2,000円

GS(グループサウンズのこと。ガソリンスタンではない)研究家の故・黒沢進氏監修のあまりにもディープなGS研究本。「遅れてきたGS」の項で"テレビジョンから飛び出した人気者"と題して、ピコとアーチーフレンズが「サークル・オプ・ブルー」ジャケット入りで紹介されている。






1996              秘蔵シングル盤天国
秘蔵シングル盤天国 1996.10.10初版発行
シンコー・ミュージック
定価2,039円

ロカビリー〜GS〜フォーク/ロックという日本のポップス史の流れに80年代までのアイドル史を付け加え、さらにはソフト・ロックからお笑い芸人、男優、女優、R&Bといった新しい観点も加えたシングル盤ジャケットで綴る日本のポップス史大全。レコード盤には1,000円以下のEクラスから10万円超のSSクラスまでの鑑定プライス・マーク付き。山岸一郎氏執筆の「万博世代のソフトロック・コーラス」の項にはシング・アウトの非売品ソノシート、月星シューズCM曲「ハミングは恋人」、ピコとアーチーフレンズ「サークル・オブ・ブルー」「アーチーのテーマ」、シングアウト「涙をこえて」「愛のつばさを」「ピコの旅」、リバティー・ベルズ「幸せがほしい」など、樋口氏関連のシングル盤ジャケットが多数掲載されている。




1998               歌謡ポップスクロニクル
歌謡ポップスクロニクル
1998.4.8初版発行
アスペクト
定価1,200円

本書は「ステージ101」のメイン・キャストとして活躍したシング・アウト、またそのメンバーで昨年クラブシーンでセンセーショナルに甦ったPicoこと樋口康雄、一時代を築いた太田裕美、チェッカーズを手がけた芹沢廣明(河内広明)、「ビューティフル・サンデー」の大ヒットを持つ田中星児らをとりあげている。また、番組の音楽監督をつとめた中村八大作品の考察、同じく同番組に関わった作曲家宮川泰氏のインタビュー記事なと゜も掲載されており、ファンなら一度は読んでおきたい内容である。





1999              mondo music

1999.8.31初版発行
アスペクト
定価2,500円

ふんだんにジャケット写真を使用した本書は、視覚的にも十分楽しめるレコード・ガイドであり、特殊ポピュラーミュージック研究書としても十分な内容。注目すべきは山岸一郎氏執筆による「ブラウン管の中のソフト・ロック」「お買もののためのBGM」の二篇である。「ブラウン管の中の・・・」は、昭和45年から約5年間にわたって放送されたNHKの音楽バラエティ番組「ステージ101」について入念な取材をもとに綴った7ページにわたる特集記事で、樋口氏が在籍し、番組のメイン・キャストとして活躍したシング・アウトと番組の関わりについて詳細に触れられている。また「お買もののためのBGM」では、シング・アウトの「コカコーラの歌」をはじめとする、当時のCM音楽をソフト・ロック的見地から解説している。



2001              soft rock
soft rock 2001.7.10初版発行
監修 江村幸紀
シンコー・ミュージック
定価1,800円

アルバム約500枚、シングル約100枚の写真&解説を掲載。ジャケット写真総数約700点、しかもカラーで見やすく、時代別/地域別に分け、日本のアーティストはもちろん現在の"ソフト・ロック"ディスクも紹介。入手困難なオリジナル盤紹介の他、近年の発掘盤も掲載。ソフト・ロックを語る上で重要なプロデューサー/アレンジャーのクレジットも内容も詳細にわたり徹底解説。 日本のアーティストに関する紙面がわずか12ページでは、和製ソフトロックファンは少々物足りなさを感じるかもしれないが、一方で、厳選されたアーティストは、兎角、拡大解釈されがちな「和製ソフトロック」なるものに対する本書なりの定義とみることもできる。しかも、その12ページ中4ページがpico interviewに割かれているのは特筆に値する。

2002               レコード・コレクターズ 2002年3月号
2002.2.15発行
ミュージック・マガジン社
定価600円

2002年3月号の第二特集として11ページに渡って掲載された特集記事は、主要作品18作品を取り上げたディスクガイドと、”「早すぎた天才少年」が自ら語るバイオグラフィー”と題された樋口氏のインタビューを中心に構成されており、樋口康雄という作曲家の概略を知るには十分な内容となっている。エピソードはどれも興味深く、CMプロデューサー・大森昭男氏のインタビューとともにファンの好奇心を十分に満足させるないようだ。が、惜しむなくは80年以降のエピソードが全く語られていない点である。紙面の都合もあったのだろうが、80年以降〜今日に至るまでのエピソードも交えたうえで氏の足跡をたどってこそ、現在の創作に対する氏の言葉も説得力を持つものになったのではないか。



2002               ロック画報  
NO.7
潟uルース・インター・アクションズ刊
「ステージ101ベスト」「アニタ・カー ヤング101 ピコ」「喫茶ロックシリーズ」アルバム・レビュー
2002               手塚ファンmagazine vol.42
  2002.7.31発行
手塚アニメ音楽家名鑑〜手塚アニメを彩った音の魔術師たち〜
第二回 樋口康雄










 
2002               MUSSE(タワーレコード・フリーペーパー) 
VOL.36
「オリエンテーション」アルバム・レビュー
2002               喫茶ロック

喫茶ロック
2002.9.19初版発行
喫茶ロック委員会編
定価1,600円

本書はオムニバスCD『喫茶ロック』シリーズのサブテキストとして編纂されたガイド本。本書では「ポップ・マエストロ」編の冒頭を2ページにわたる樋口氏の紹介記事が飾り、ディスク・ガイドでは「アダムとイプも」が取り上げられている。続く「ソフト・コーラス」編では「リバティ・ペルス/やさしい関係」、フィーメイル編では「石川セリ/鳥が逃げたわ」「石川セリ/遠い海の記憶」の各ディスクが取り上げられている。さらにEXPO編ではシング・アウトの紹介記事、ディスク・ガイドでは「シング・アウト/涙をこえて」、そして「シティ・ポップス」編では樋口氏編曲による「マギー・メイ/星をさがして」が掲載されている。またコラム記事「喫茶ロック映画館」では、「赤い鳥逃げた?」をはじめ、一連の日活ロマンポルノ作品など、樋口氏が音楽を手がけた映画についても言及している。




2002               レコード・コレクターズ 
12月号
「Our Time」アルバム・レビュー
2002               セメント・フォーク大全集
2002.12初版発行
自由国民社
定価1,575円

合唱ソングの「涙をこえて」の譜面は市販されているが、現在入手可能なシングアウトの「涙をこえて」の楽譜は、おそらく本書に限られるだろう






2003               SPA! 
2月18日号
「Music For Atom Age」紹介記事
2003               産経新聞(大阪本社版) 
2月15日 夕刊
「Music For Atom Age」紹介記事
2003               SFマガジン 
4月号
「Music For Atom Age」紹介記事
2003               Invitation  
創刊2号
「Music For Atom Age」紹介記事
2003               レコード・コレクターズ  
4月号
「Music For Atom Age」紹介記事
2003               ウイークリーぴあ  
3月24日号
「Music For Atom Age」アルバムレビュー
2003               朝日新聞  
4月5日 夕刊
1面
「Music For Atom Age」紹介記事
10面 ソニーミュージック全面広告 樋口康雄インタビュー記事
2003               手塚ファンmagazine vol.47 
   2003年1月1日発行
「MUSIC FOR ATOM AGE」レコーディングレポート@











 2003               手塚ファンmagazine vol.49 
  2003年3月1日発行
ファンクラブ会員の「MUSIC FOR ATOM AGE」レコーディング・レポート











 
2003               レコード・コレクターズ  
5月号
「Music For Atom Age/樋口康雄」「Seri Sings Pico〜パセリと野の花+13/石川セリ」「ヤング青春の日々」(シングアウト収録)アルバム・レビュー
2003               ガンダムA  
9月号
ガンダム音楽館「機動新世紀ガンダムX」
2005               セメント・フォーク大全集U
2005.1初版発行
自由国民社
定価1,575円

樋口作品「遠い海の記憶」(石川セリ)の楽譜が掲載されている「セメント・フォーク大全集」の第二弾。







2005               HOTWAX VOL.2
2005.5.25発行
ウルトラ・ヴァイヴ
定価1,680円

2005年2月にウルトラ・ヴァイヴから創刊された(発売元はシンコーミュージック)、1970年代の日本の映画、ロック、歌謡曲を扱うサプ・カルチャー誌「HOTWAX」の創刊第二号。黒沢進、田口史人、濱田高志、高島幹雄ら豪華執筆陣による「そこが気になるサントラ・ミュージック」「ニッポン映画歌唱シーンあれこれ」「ドーナツ盤で主題歌を」といった、タイトルを聞いただけでいかにもなディープな連載記事が創刊と同時に多数スタートしている。そんな中、今号から突如連載が始まった「CM音楽あれこれ」の第一回”未CD化コマーシャルソングあれこれ”のなかで、シング・アウト『街角の歌』がとりあげられている。




2005               HOTWAX presents 歌謡曲名曲名盤ガイド1970's
2005.11.5発行
ウルトラ・ヴァイヴ(発行元) シンコーミュージック(発売元)
定価2,500円

本書で特筆すべきは、5ページに渡って「ステージ101」特集が組まれている点。かつて樋口氏が出演していたNHKのこの音楽番組は、その特異性から現在では知る人ぞ知る存在。王道アイドルに混じってなぜステージ101?という疑問を持つむきもあるだろうが、同番組にかかわった人たちが、日本の歌謡曲シーンの一端を少なからず担っていた点を考えると、やはりこの番組は押さえておいて正解。ディスク・レビューのなかでは、樋口氏がてがけた101名義のアルバムや、ヤング101のメンバーに書いた楽曲についても言及されている。また、丹念な取材により、これまであまり語られることのなかった作曲家と同番組の関係に関する記述もあり、興味をひく内容となっている。


2006               MUSIC MAGAZINE
8月号
秋山奈々
<仮面ライダー響鬼>のあきらがピコの新曲でデビュー

2006               HOTWAX  VOL.6
ホットワックス6 2006.10.4発行
ウルトラ・ヴァイヴ(発行元) シンコーミュージック(発売元)
定価1,895円

日活ロマンポルノ特集に「(秘)色情めす市場」の作品解説あり。しかし、この解説がどうにもいただけない。冒頭で手垢のついた陳腐な賛辞の表現を繰り返しているだけならまだしも、そのあとに続く内容が賛辞の根拠となっていない。こんな解説を読んで、誰が「(秘)色情めす市場」を見たいと思うだろうか?しかも、添付のCDに「THE CITY」が入っていながら音楽のことにはまったく触れられていない。これではHotWaxの存在意義がないと思うのだが…。個人的にはウルトラ・ヴァイブにはがんばってほしいと思っているのだが、最近、どうも甘い仕事が目につく。こんな厳しい時代だからこそ、ここは気を引き締めて質の高い仕事をしてほしい。



 2007               20世紀グレイティストヒッツ 
  2007.6.21発行
松永良平著
音楽出版社
定価1,800円

 渋谷の中古レコード店、ハイファイ・レコード・ストアのウェブマガジンで連載されていたインタビュー企画「20世紀に連れてって」を書籍化したもの。かなり長期にウェブで公開されていたので、読んだ人も多いだろうが、フィリップスレコードの敏腕ディレクター・本城和治氏のインタビューのなかで、樋口氏のことが語られている。本書はgoogle booksで本城和治氏のインタビューのほぼ全文が立ち読みできるため、わざわざ買う必要はないかも(^^ゞ
しかし、個人的には書籍化にあたって、あらたに追加された「ぼくと20世紀・グレーティスト・ヒッツ」と題されたディスくガイドのなかで、筆者が樋口氏と初めて会った時の印象を書いたくだりが、もっとも象徴的に人間・樋口康雄を著しているのではないかと思う。気になる人はぜひ一読を。

2007               みんなCM音楽を歌っていた 大森昭男ともうひとつのJ-POP
2007.8.31発行
田家秀樹著
徳間書店
定価1,900円

CMソングの音楽ディレクターとして1960年から現在まで、業界の第一線で活躍してきた大森昭男氏の50年にわたる仕事と音楽の趨勢に迫る。第4章「クリエイターの肖像」に12ページにわたる『天才の独自性を楽しむ・・・樋口康雄』の項がある。ファンとっては特に目新しい内容ではないが、樋口氏の特異性がわかる非常におもしろい内容。そのほかの項も業界の一端が垣間見える非常に興味深い内容で、CMファンといわず、音楽ファンなら、一読の価値がある。巻末に「大森昭男制作CM全作品リスト 1972−2007」があるが、ほんとうの意味で全作品リストになっていないのが惜しい。


2008               日本の作曲家 近現代音楽人名事典
2008.5発行
監修:細川周平、片山杜秀
日外アソシエーツ (株)
定価14,800円

クラシック、歌謡曲、演歌、ロック、ジャズ、吹奏楽、映画・テレビ・舞台等の劇伴、CM音楽、ゲーム音楽、童謡、邦楽、校歌など、ジャンルを越えて明治以降の作曲家・編曲家1247人のプロフィールを集成した初の人名事典。現存者の記載内容は全て本人確認済とのこと。ファンとしては、1247人のなかに樋口氏が選ばれたことは素直にうれしいが、客観的に見て掲載されて然るべき作曲家・編曲家がかなり落ちてしまっているのが惜しい。とはいえ、この手の本が出版されるのは初めてであり、画期的な労作であることはたしか。たまたまめくったページに出ているプロフィールを読むだけでもおもしろい。とても個人で買えるような価格ではないので、図書館で閲覧するのがおすすめ。



 2012               アイドル・ソング クロニクル2002〜2012
  2012.8.31発行
吉田豪、原田和典、南波一海
ミュージック・マガジン社
定価1800円

王道アイドルからインディ、ローカル・アイドルなど、紹介するアイドルは200組以上。大ヒットから知られざる名曲まで約300曲を吉田豪、原田和典、南波一海の3人が選び、楽曲面からアプローチ。秋山奈々の「わかってくれるともだちはひとりだっていい」が取り上げられている。本誌は発売わずか3カ月で、すでに入手困難品となっている。





 
 2013               ディスク・コレクション 日本の女性シンガー・ソングライター
  2013.3.28
長井英治
シンコー・ミュージック
定価2376円

「ディスク・コレクション」はテーマに基づいたアルバム500作品以上をオールカラーで紹介するシリーズ。本書は松任谷由実、中島みゆき、矢野顕子といったベテラン勢から、宇多田ヒカル、椎名林檎、aikoといったアーティストまで、日本の女性シンガーソングライターをピックアップし、そのキャリアや作品をコラムなどを交えながら紹介している。本書では、著者の長井英治氏が、長い間、リスペクトしていたという上田知華に多くのページが割かれているが、日本の女性シンガー・ソングライター≠ニいう本書の性質上、作品紹介では、樋口作品中心のKARYOBINの3枚目までのアルバムは完全スルーされている(インタビューページにジャケ写のみ掲載)。一方、3ページにわたる上田氏へのインタビューの中には、若干ではあるが樋口氏に関する記述がある。しかしながら、本書の狙いがソングライターの部分に重きを置いているためか、樋口氏と離れたことが上田氏の才能開花に繋がったと読めなくもない文脈は、樋口ファンにしてみると、いささか忌々しい(笑)。KARYOBINの3枚目までのアルバムを完全スルーするのではなく、樋口氏の難曲をみごとに歌いこなし弾きこなした上田氏のシンガーあるいはプレイヤーとしての側面から、彼女の才能に言することをしなかったのが、なんとも惜しまれる。
2013  

Light Mellow和モノSpecial ~more 160 items~

  2013.10.25
金澤寿和 + Light Mellow Attendants 
ラトルズ
定価2160円

絶版のため、入手困難状態が続いていた2004年に刊行されたムック「Light Mellow和モノ669」の改訂版。初版の04年以降にリリースされた新作や新たな発掘ものなど160枚以上の新アイテムを追加し、掲載枚数は832枚に及ぶ。この本で紹介されているのは、70年代以降のシティ・ポップス、ニューミュージック、フォーク、フュージョン、歌謡曲、J-POPなど、いわゆるライト&メロウ≠ネサウンド。そもそもライト&メロウ≠ネどという分類は、明確な定義があるわけではなく、感覚による分類。それゆえ、一歩間違うと、選者に都合の良いものだけの寄せ集めになってしいがちだが、本書はライト&メロウ≠フ軸がブレることがない。それが本書が、その手の音楽愛好家たちの指針として信頼を得ている理由なのだろう。本書に記述のある樋口作品は、石川セリのアルバム「ときどき私は・・・」に収録されている「フワフワWOW WOW」とアルバム「NEW YORK CUT」。その記述から、樋口氏の作品が高く評価されていることは明白なのだが、それを裏付ける根拠ついて十分な記述がないのが残念。しかしながら、通常、ライト&メロウ≠ニいう文脈で語られることのない樋口氏のサウンドを、その文脈でとらえることを少しも不自然と感じさせない取り上げ方には、筆者のライト&メロウ≠ネ音楽に対する懐の深さを感じる。
 2024               また逢う日まで 音楽プロデューサー本城和治の仕事録
  2024/04/06
シンコー・ミュージック
定価1818円

スパイダースに始まり、グループサウンズ、フォーク、ジャズ、ロック、ポップスと、日本に新しいポピュラー音楽を根付かせた先進的プロデューサー本城和治。尾崎紀世彦の「また逢う日まで」を筆頭に、ヒット曲を量産し続けた貴重な仕事たちについてじっくりと語り下ろした一冊。樋口氏や樋口氏が作品を手掛けたフィリップスのアーティストなどについての記述が興味深い。







楽譜集

1975              野坂昭如 不条理を唄う LP「分裂唄草子」「不浄理の唄」全曲集>
ジュエル音楽出版

【本書に収録されている樋口作品】
「分裂唄草子」より
 巡礼
 河









1978              大橋純子の世界
大橋純子の世界 株式会社 音楽春秋

【本書に収録されている樋口作品】
「ペイパー・ムーン」より
 別れのワイン
 午前3時の祈り







1978              石川セリの世界
石川セリの世界 株式会社 音楽春秋

【本書に収録されている樋口作品】
 聞いてちょうだい
 あなたに夢中よ
 野の花は野の花
 あて名のない手紙
 デイ・ドリーム
 天使は朝日に笛を吹く
 私の宝物
 村の娘でいたかった
 鳥が逃げたわ
 小さな日曜日
 海は女の涙
 GOOD MUSIC
 遠い海の記憶
 フワフワ・WOW・WOW
1979              上田知華+KARYOBIN ベストソングス
上田知華+KARYOBIN ベストソングス 詳細不明













2018           鷹野雅史6 「Amazing!! STAGEA PHILHARMONY♪ON STAGE! Max TAKANO
   2018/8/27
ヤマハ GTE01095955
「クリスティーナ」収録











メディア出演

1973              バイタリス フォークビレッジ
  1973/3/7・8
ニッポン放送
ゲスト=樋口康雄 パーソナリティー= かまやつひろし 

3/8放送曲目
哀愁のサーキットより DREAM
赤い鳥逃げた?より メインテーマ
abc ピコファーストより I love you(シングルバージョン)
※3/7の情報をお持ちの方、お知らせください
1975              パック・イン・ミュージック 金曜第二部
  1975/11/7
TBSラジオ
ゲスト=石川セリ 樋口康雄 パーソナリティー=林美雄
1980             新日鐵アワー 「音楽の森」
  1980/2/25、26、27
FM東京
森の仲間(ゲスト)  =千住真理子 樋口康雄 ナビゲーター= 國弘陽子
2/25 放送曲目
火の鳥2772より  プロローグ」「 ゴドーのテーマ」「 愛と苦悩の日々」「 出逢い

2/26 演奏曲目
G線上のアリア(ヴァイオリン 千住真理子)
プライエラ(ヴァイオリン 千住真理子)

2/27 放送曲目
NEWYORK CUTより  「The Earth’s Bellybutton」
火の鳥2772より 「 The Merry Bunch」「  フィナーレ

1982              番組詳細不明 「三文オペラ」  
  1981/6
NHK FM?
ゲスト=大塚國夫(青年座) 上杉二美(青年座) 樋口康雄
  
2002              RIDE ON MUSIC「金曜ダメだしジャンボリー」
   2002/2-3月頃?
TBS
出演=樋口康雄 小西康陽 行達也 
2003              J−WAVE
2003/4/7
J−WAVE「「Music For Atom Age」プロモーション

2003              Star Digio 「手塚治虫音楽家名鑑」
2003/4/11
出演=樋口康雄 田崎陽大 濱田高志
2016             NHK FM 手塚治虫 自信が語ったルーツと音楽 
  2016/11/3
NHK FM
ゲスト=樋口康雄 千住真理子