PHOTO GRAPHY 6−3−2 京都22 洛西 高雄2     TOPに戻る

22 高山寺   京都1目録に  21神護寺に戻る  23 西明寺に続く                                                                                                                                                       

高山寺 京の西郊、丹波高原に通じる周山街道ぞいの高雄(尾)槇尾(まきのお)、栂尾(とがのお)はいわゆる三尾と呼ばれ、紅葉の名勝として知られてきた。高山寺を訪れると聖域の気は心
を鎮めて呉れる
。春夏秋冬、高山寺の美しさは素直に心にとけこむが、なかでも石水院の軒端から、向山にかかる夕月をみる秋の風情は格別であり、日頃とかく忘れていた詩情を呼びもどしてくれる。
高山寺の境域は老杉や巨松や老楓に覆われ、堂塔をはじめとして、宗教的な遺跡も多いので楞伽山を含めた一帯は国の史跡に指定されている。まさに、「華厳浄土」にふさわしい環境をもっている。

高山寺 表参道

国宝 石水院 入り口

客殿簾が印象的

遺香庵の入り口の門 苔むす屋根

石水院の格子の窓

簡素な中に優雅さを保ち、きわめて機能的な
生活の知恵の結晶ともいえる住宅建築の傑作
という

かろうじて色鮮やかな黄葉を見つけられた
高山寺と言えば「鳥獣戯画の絵巻」であるが、本物(国宝)は見ることができず、模本が置かれている。
鎌倉時代初期に栄西禅師が宋に渡り養生の仙薬として、茶種を持って帰国しこれを明恵上人に贈り、栂尾が茶の本園とされている。